ALS患者舩後靖彦氏講演会

立正大学文学部は平成20年から毎年舩後靖彦氏(昭和32年生)を招き、同学の学生だけでなく一般市民対象に講演会を行っています。 舩後氏は、ALS*告知直後は尊厳死を決意したが、その後主治医今井尚志医師からピアサポートという生き方を示され、家族の説得もあり呼吸器を装着して「生きる」決断をしました。現在全身麻痺であるにもかかわらず、現在福祉系企業株式会社アースの副社長として、サービス付き高齢者住宅さぼてんの名誉施設長を務めつつ、その他、自作詩の発表コンサートやパソコン音声による大学などでの講演、メールによる難病者へのサポート、音楽活動、学生への教育活動を展開しています。令和元年7月には、参議院議員となり、今年7月に引退しましたが、株式会社アースの副社長として障害の重い人たちの視座から社会変革を訴えています。

講演は、舩後氏自身がわずかに動く口の中の筋肉を駆使してパソコンを操り、パソコンの音声で行ないます。

*ALS: Amyotrophic Lateral Sclerosis(筋萎縮性側索硬化症)、通称ALS。筋肉が急激に萎縮する神経系の疾患。有効な治療法は見つかっていない。テレビドラマ「僕がいた時間」などで話題になっている難病。

講演概要

【講演者】株式会社アース副社長 舩後靖彦
【題 目】人間価値論‐命の価値は横一列‐副題:人の価値とは‐障害者の価値はここにある‐
【日 時】10 月30日(木)13:25 ~ 15:10 受付は12:55から
【場 所】立正大学品川キャンパス 11 号館 1151 教室 (山手門からエレベータで5階に)
【主 催】立正大学文学部哲学科
【共 催】学術変革領域(A)科研「ゲノム編集やiPS細胞等の先端医療技術や尊厳死等の問題を尊厳の毀損の観点から分析」課題番号23H04857(研究代表者 田坂さつき)
【参加費】無料
【申し込み】要 下記問い合わせ先にメールでお申し込みいただくか、当日受付にて記帳。
※駐車場はありません。車椅子等の方は下記までご相談ください。
【問い合わせ】 itpsl〔at〕ris.ac.jp  担当教員 文学部哲学科教授 田坂さつき
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