実践をとおして培う
歴史を追求する

史学科からのメッセージ

史学科 学科主任
石山 秀和

歴史学のおもしろさ・楽しさって、なに?

歴史学の勉強は、教科書や概説書を暗記することではありません。もちろん、いろんな本を読み、今まで知らなかった事柄を知ること自体は楽しいことです。しかし、本当の歴史学のおもしろさ・楽しさは、自身で仮説を創りだすことにあります。
ただ、仮説を創りだすといっても、実はそんなに簡単なことではありません。まず、自分なりの考え(仮説)を導き出すためには、これまでの研究の歴史(研究史・学説史)を知る必要があります。多くの先行研究を集めて読み、整理してその問題点を考えます。次に、仮説が単なる思いつきでないことを証明するために、根拠となる史(資)料を明示する必要があります。最後に、他の人に仮説を納得してもらうための文章力・説明力が必要です。要するに史(資)料を収集・整理するチカラ、読み解くチカラ、人に説明するチカラを十分に養うことが、仮説を創りだす前提となります。
これらの“チカラ”を修得することは決して容易なことではありません。史学科では、皆さんの歴史学学習を支援するためのカリキュラムを組み、教員が全力で指導します。

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