第3回大学院学術研究フォーラム開催のご案内
設立趣旨
人文社会系大学院では、若手研究者の就職難という社会状況において様々な困難を抱えています。研究者の若手支援の必要性が叫ばれる中、様々な取り組みがなされていますが、大学院生が大学院の枠を越えた研究発表を通して、互いに切磋琢磨する機会が減少しております。かつては大学院生が多かったために、人文社会系の学会での發表に至るまでに各大学院で研究発表の機会も多く、また各地に大学院の枠を越えた大学院生対象の研究会もあり、論文執筆や全国学会での発表前に大学院生同士で研究発表し議論する場が拓かれていましたが、近年大学院生の減少などから、その様な機会が減少しているのが実情です。
そんな中、令和4年度末、立正大学大学院、神戸大学大学院、九州大学大学院の学生・若手研究者が対面およびオンラインで研究交流する機会があり有意義でした。
その後、学部生からODまで、キャリアを問わず、希望する若手研究者が自由に研究発表し、議論をする機会として、この交流会を定期的に開催することになりました。令和5年度夏には九州大学で第2回を開催いたしました。今回は第3回として立正大学にて開催いたします。ハイブリッドで実施しますので、対面でもオンラインでも奮ってご参加ください。
名称 大学院学術研究フォーラム第3回研究発表会
日時 令和6年3月18日(月) 13:30から18:30
場所 立正大学品川キャンパス3号館 311教室
<プログラム>
時間 氏名 発表題目
13:30~14:05 村上善信 「幻想主義の批判的検討」
14:05~14:40 菊池聡 「ガレス・エヴァンズの非概念主義」
14:40~15:15 椎木達哉 「自己欺瞞の帰責可能性に関する考察」
15:15~15:50 岡崎智 「『「ティマイオス」註解』におけるデミウルゴスについて」
(休憩)
16:10~16:45 青木慎 「「ほとんど無」への挑戦-V・ジャンケレヴィッチにおける死の省察-」
16:45~17:20 内宮萌加 「修士論文『意志の否定と表象における死―ショーペンハウアーにおける意志の自己認識―』概要」
17:20~17:55 増満昌江 「ヒッポクラテス医学におけるピュシスと消極的安楽死」
17:55~18:30 土持貴志(助教) 「哲学・倫理学文献データベースの構築と検索システムの展望」
<Zoom>
https://us06web.zoom.us/j/86875779832?pwd=ybjUOaiVNobCoGMDrrluYL3UprsDT2.1
<お問い合わせ>
立正大学大学院教授 田坂さつき
九州大学大学院准教授 吉原雅子