立正大学哲学会2023年度大会開催のお知らせ
2023年11月11日(土)に、下記の要領で、立正大学哲学会総会および大会を開催いたします。
シンポジウム「現代科学と〈他者〉への責任」では、本学哲学科の木村史人氏に加えて、日本のおけるレヴィナス研究の代表的研究者であり、『レヴィナスの企て: 『全体性と無限』と「人間」の多層性』(勁草書房、2021年)、『レヴィナス読本』(法政大学出版局、2022年)、『現代フランス哲学』(ちくま新書、2023年)、訳書『ドローンの哲学――遠隔テクノロジーと〈無人化〉する戦争』(明石書店、2018年)などで知られる渡名喜庸哲氏に提題を、さらには『資本主義に出口はあるか』(講談社現代新書、2019年)、『ラカンの哲学 哲学の実践としての精神分析』 (講談社選書メチエ、2018年)、『使える哲学 私たちを駆り立てる五つの欲望はどこから来たのか』 (講談社選書メチエ、2021年)で知られる荒谷大輔氏に特別質問をお願いしております。
どなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。
敬具
記
日時 2023年11月11日(土) 14時30分~
場所 立正大学品川キャンパス9B23教室
14時30分~ 総会
15時~ シンポジウム
「現代科学と〈他者〉への責任」
提題 渡名喜庸哲氏(立教大学)、木村史人氏(立正大学)
特定質問 荒谷大輔氏(慶応義塾大学)
企画趣旨
AIの加速度的な進化、ブロックチェーンが可能にした仮想通貨、DAOなど、現代では人類がこれまで有してきた人間観、価値観の抜本的な変容が起こっている。変容後の社会では、従来の社会で通用していた〈他者〉の概念も変容するとともに、その〈他者〉への責任のあり方も変わらざるをえないだろう。
本シンポジウムでは、以上の問題意識のうえで、「現代科学における〈他者〉への責任」を哲学・倫理学研究の立場から問い直すことを試みる。具体的には、ロボットやAIへの「責任」や、ブロックチェーンが可能にした仮想通貨や変容しつつある他者や物との関係について、レヴィナスやハイデガー、ヨナス、アーレントの思想を参照しつつ、議論する。
18時~ 懇親会 13号館8階コミュニティラウンジ
一般 3000円 学部生・院生 1000円
以上