語英米文学専攻コースでの学び

開講科目の一例

英語学概論1・2

英語は今日、国際語と呼べるほど多くの人々に使用されていますが、それは英語に何か優れた特徴が備わっているからというわけではありません。むしろ世界中の多くの言語と共通する特徴をもっていることが多いとも言えます。たとえば、「音」・「語」・「句」・「文」… のように、小さな単位を組み合わせて、より大きな単位を形成していることも言語の一般的特徴の一つと言えます。ただ、他方で、英語以外の言語を母語にしている人は容易に気づくように、英語特有の特徴があることも事実です。英語の「音」・「語」・「句」・「文」それぞれについて観察しながら、どのような特徴が英語特有のもので、どのような特徴が普遍的なのかを考えてみましょう。

Public Speaking 1・2

英語スピーチの練習をする授業です。人生において、人前で話をすることはもっとも難しく、かつ恐怖心を抱くもののひとつです。この授業では、クラス全員の前でのスピーチをおこなえるように、必要なことを一歩一歩学んでいきます。まずは簡単な自己紹介からはじめ、徐々に難しい内容のスピーチができるように練習をします。同時に、効果的な身振りやアイコンタクト、ヴィジュアル資料の使い方などについての指導もおこないます。将来英語に携わる仕事を目指している学生に強く勧めます。

英語圏の演劇1・2

「演劇」や「舞台」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょう。ステージの中央で役者が朗々と難しいセリフを語っているようなイメージでしょうか。あるいは、華やかなミュージカルでしょうか。悲劇や喜劇といったジャンルが思い浮かぶかもしれません。演劇は、テレビや映画、あるいは小説と比べても、ちょっとなじみが薄いかもしれませんが、この授業では、英語圏を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品を中心に、セリフを注意深く読んだり、上演の映像を観たりしながら、その奥深い魅力を感じたいと思います。

カリキュラムについての詳細は立正大学ポータルサイト

体験学習

英語観劇体験

英語英米文学専攻コースでは、英米文学や英語圏の文化について教室で学ぶだけでなく、それらに実際に触れるための機会として、イギリスの劇団International Theatre Company London(ITCL)の来日公演でシェイクスピア作品を観劇する「英語観劇体験」を実施しています。これまでに『ヴェニスの商人』(2015年)、『テンペスト』(2016年)、『十二夜』(2017年)、『ロミオとジュリエット』(2018年)、『夏の夜の夢』(2019年)を観劇しました。2020年と2021年はコロナ禍のため来日公演が中止になってしまいましたが、2022年には『オセロー』の来日公演が予定されているので、この「英語観劇体験」も実施予定です。

最近の卒業論文から

  • シェイクスピア研究
  • O.ヘンリー研究─「20年後」を中心に
  • A Study of American Literature: Division of Identity and Ego
  • 日本の英語教育の現状と課題─外国との比較を含めて
  • マイケル・ジャクソンの音楽─その影響力について
  • 『ロミオとジュリエット』研究
  • アメリカの社会とキリスト教
  • イギリスのファンタジーの魅力について
  • チャップリン映画とアメリカ・イギリスの結婚制度・家族制度
  • 黒人差別の歴史と概要
  • アメリカにおけるコミュニケーションの仕方について
  • 『風と共に去りぬ』研究
  • F.スコット・フィッツジェラルド研究
  • 『不思議の国のアリス』について
  • English Education in Japan