第1回定例発表会

日時:令和8年6月24日(水)(13:50~の予定)
場所:同会場

演題:レヴィナスにおける精神病院の形象
講演者:松葉 類 所員(哲学科)
概要:
20世紀フランスで活動した哲学者エマニュエル・レヴィナスは、その独特な他者概念によって知られる。
彼は後期の主著『存在の彼方へ:存在するとは別様に』(1974)において、他者の声が聴きとられる場所を「精神病院」に見ている。今回の発表では、レヴィナスの他者概念のもつ実践的可能性を探るために、この精神病院をめぐる議論の含む意味を考えたい。

演題:ザール問題と住民投票――20世紀ザールにおける地域とアイデンティティ
講演者:芦部 彰 所員(史学科)
概要:
本発表では、第二次世界大戦後、独仏間の懸案となったザール地方の帰属問題を取りあげる。その解決策として提案された「ヨーロッパ化」構想と、その是非が問われた1955年の住民投票を検討し、国境地域における地域・国民国家・ヨーロッパの関係を考察する。