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『立正大学文学部学術叢書』のご案内

立正大学文学部は、平成26年度に創設90周年という大きな節目を迎えたことを記念して、より広く学術の振興をめざすとともに、浩瀚な知の創成と継承に裨益することを目的として「立正大学文学部学術叢書」の刊行を開始しました。

「立正大学文学部学術叢書」を継続して刊行することによって、本学文学部専任教員の優れた業績を社会に喧伝し、立正大学文学部の名を高めることに役立てていきたいと考えております。

2019(令和元)年度

哲学科教授 湯浅正彦著
『絶対知の境位—フィヒテ知識学読解への誘い』(立正大学文学部学術叢書6)
発行 KADOKAWA、2020年3月、272頁

令和元年度は哲学科の湯浅正彦教授の『絶対知の境位—フィヒテ知識学読解への誘い』が刊行されました。本書は、18世紀後半から19世紀初頭にかけてドイツで活躍した哲学者であるJ.G.フィヒテの哲学、すなわち知識学に関するモノグラフィーです。フィヒテ哲学については日本における研究蓄積も相当にあるのですが、本書における新機軸は、その難解をもってなるテクストを独自の観点から読解する作業を、目の当たりに呈示するところにあります。絶対者を究極の原理とする論述の展開のうちで自己と世界の真相を露呈させるという破天荒な哲学の企てを、一般の読者にも近づけるよう解説したものです。

<目次>

第一部 絶対知の境位—『知識学の叙述(1801-02年)』の読解のために
第二部 知の危機について—『意識の事実(1810-11年)』の読解のために
第三部 補論
 第一章 「第二序論」について
 第二章 概念的把握不可能なものと実在性
     —『人間の使命』第二部に即して
 第三章 「統覚の演繹」について
     —後期知識学におけるカント哲学への対応の一面

『絶対知の境位 フィヒテ知識学読解への誘い』の紹介ページはこちら(KADOKAWAホームページ)
湯浅正彦教授の紹介ページはこちら

2018(平成30)年度

史学科教授 奥田晴樹著
『明治維新と府県制度の成立』(立正大学文学部学術叢書5)
発行 KADOKAWA、2018年12月、296頁

平成30年度は本学史学科の奥田晴樹教授の『明治維新と府県制度の成立』が刊行されました。本書は維新後、新政府が構築した全国統治システム≪府県制度≫の実態を追及する。旧幕府領・旧旗本領・禁裏御料などによる「直轄府県」、廃藩置県を経て成立した「初期府県」、地方制度の面から明治維新による国制改革の実相に迫るものです。

<目次>
第一編 直轄府県とその歴史的前提
 第一章 幕末の禁裏御料と山城一国増献問題
 第二章 旗本領の処分
 第三章 直轄府県の成立と統治
第二編 初期府県の実相
 第一章 七尾県の存廃
 第二章 石川県の成立
 第三章 内田政風と初期石川県
 第四章 初期石川県の郡村統治

『明治維新と府県制度の成立』の紹介ページはこちら(KADOKAWAホームページ)

2017(平成29)年度

文学科准教授 葉名尻竜一著
『文学における<隣人>-寺山修司への入り口-』(立正大学文学部学術叢書4)
発行 KADOKAWA、2018年3月、272頁

平成29年度は本学文学科の葉名尻竜一准教授の『文学における<隣人>-寺山修司への入り口-』が刊行されました。本書は、マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや—この歌の分析を起点に、演劇実験室「天井棧敷」以前の「寺山修司」の姿を浮き彫りにする。岸上大作、平田オリザ、野田秀樹論まで展開する刺激的な論考です。

<目次>
 序章 
 Ⅰ.ここからの寺山修司
  第一章 歌人・寺山修司の<隣人>
      -「マッチ擦る-」一首の変遷と意味-
  第二章 演劇への入り口 -詩劇グループ「鳥」の詩精神-
  第三章 岸上大作の寺山修司 -詩句「マッチ擦る」の所作-
  第四章 平田オリザの寺山修司 
      -寺山修司の「机」と平田オリザの「机です」-
  第五章 ライトミステリのなかの寺山修司 
      -第一作品集『われに五月を』初版をめぐる物語-
 Ⅱ.寺山修司から野田秀樹へ(そして、自らの舞台創作を通して) 
  第六章 「少年」短歌 -「大人狩り」と「少年狩り」-
  第七章 「桜の森の満開の下」の<首遊び> 
      -肉体という文学的思索法-
  第八章 演出された「桜の森の満開の下」 -野田秀樹の坂口安吾-
  第九章 「桜の森の満開の下」の舞台化 -鬼と女とのかたどり-
  最終章

『文学における<隣人>-寺山修司への入り口-』の紹介ページはこちら(KADOKAWAホームページ)

葉名尻竜一准教授の紹介ページはこちら

2016(平成28)年度

文学科教授 島村幸一著
『おもろさうし研究』(立正大学文学部学術叢書3)
発行 KADOKAWA、2017年3月、296頁

平成28年度は本学文学科の島村幸一教授の『おもろさうし研究』が刊行されました。本書は琉球王国の宮廷歌謡集『おもろさうし』を読み解く。琉球の資料をはじめ、日本文学・民俗学などの研究成果をもとに慎重かつ大胆な解読を試みる。近代の研究史を検証し、オモロ研究の学問的基礎を示す内容です。

<目次>
 序説 『おもろさうし』の構成
 第一部 オモロの解読論
  第一章 『おもろさうし』と仮名書き碑文記
  第二章 久高島行幸のオモロにかかわる『琉球国由来記』記事、
      『恵姓家譜』「久高島由来」記事
  第三章 久高島行幸のオモロ
 第四章 『おもろさうし』「ふし名」考
 第二部 オモロの表現論
  第一章 琉球の神歌とオモロの名乗り表現
      -一人称表現と三人称表現を中心に-
  第二章 オモロのことば-神の眼差し-
 第三部 オモロの研究史
  第一章 新オモロ学派のオモロ研究
  第二章 仲原善忠のオモロ研究

『おもろさうし研究』の紹介ページはこちら(KADOKAWAホームページ)
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2015(平成27)年度

社会学科准教授 浅岡隆裕著
『インターネット普及期以降の地域情報化とコミュニケーション変容』(立正大学文学部学術叢書2)
発行 KADOKAWA、2016年3月、256頁

平成27年度は本学社会学科の浅岡隆裕准教授の『インターネット普及期以降の地域情報化とコミュニケーション変容』が刊行されました。本書はデジタル化やインターネットといった情報通信技術の社会的普及がみられた、2000年代前半以降の地域社会において営まれるメディアコミュニケーションの変遷を実証的データに基づいて論述したものです。

<目次>
第一章 地域メディアとコミュニケーションという問題設定
第二章 地域社会という文脈の中でのネット・コミュニティ
第三章 ユニバーサル化する行動,コモディ化する情報
第四章 公共であることの変容
    ~地域情報の産出を巡る札幌市のこころみから~
第五章 地域住民にとってのメディア活動の意味づけ
第六章 “情報先進都市”における地域情報化政策とまちづくり
第七章 地域情報の制作・流通に関わる要因の整理
    ~多メディア時代の地域情報とコミュニケーション~
第八章 地域住民による<メディア活動>をどのように捉えるか
第九章 つながりあえる社会の構造と論理
    ~メディア・コミュニティの理論的整理と現状~
第十章 コミュニケーション・デザインという発想
    ~「メディア・アクティビズム」へ~

『インターネット普及期以降の地域情報化とコミュニケーション変容』の紹介ページはこちら(KADOKAWAホームページ)
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2014(平成26)年度

史学科准教授 岩本篤志著
『唐代の医薬書と敦煌文献』(立正大学文学部学術叢書1)
発行 角川学芸出版、2015年3月、300頁

初年度は、多くの応募の中から本学文学部史学科の岩本篤志専任講師の『唐代の医薬書と敦煌文献』が選ばれ刊行されました。本書は約300頁におよぶ充実した内容を誇るものであり、日本・中国・フランス・イギリスに分散する敦煌文献の断片から唐王朝の勅撰医薬書『新修本草』の復元と分析をおこなった画期的なものです。

<目次>
導論 南北朝から隋唐の医薬と社会—おもに出土文献とのかかわりからみた-
第一部 北朝における医事制度 — 尚薬典御・徐之才を中心に
第一章 北斉政権の成立と「南士」徐之才
 第二章 北斉・徐之才『薬対』と尚薬局の誕生
 第三章 南北朝から隋唐への医薬書の継承ー『史記』正義・索隠所引『薬対』考
第二部 唐朝における医事制度と本草書 — 敦煌本『新修本草』の研究
 第四章 『新修本草』序例の研究ー敦煌秘笈本を中心に
第五章 唐朝の医事政策と『新修本草』— 本草書と土貢
 第六章 紙背からみた敦煌における『新修本草』
 第七章 貝葉形本草考ー敦煌における本草書と社会
 第八章 敦煌本『新修本草』校注
第三部 西域出土文献と日本文化
 第九章 六朝隋唐五代と日本における『霊棋経』
 第十章 敦煌吐魯番「発病書」小考—ロシア・ドイツ蔵文献の試釈と『占事略決』との比較を通して
結論

『唐代の医薬書と敦煌文献』の紹介ページはこちら(角川学芸出版HP)
岩本篤志准教授の紹介ページはこちら

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