学生通信 vol.6

2021/09/14

 不定期連載ですが、文学部の「今」を学生自身の言葉で発信します。受験生、在学生、保護者の方々。広く立正大学文学部を知っていただけたら幸いです。もし、自分も書いてみたいという学生がいれば学部事務室まで気軽にお声がけください。

こんにちは!史学科に在学中の学生です。普段は日本史を専攻しており、古代、特に平安時代の人々に視点を当てた研究をしています。

昨年に引き続き、今夏も30℃超えの日々ばかりですね。みなさんはいかがお過ごしですか?私は、コロナ禍であるのも相まって、アルバイト以外の外出がほとんどない夏休みとなっています。
本当なら博物館や京都の史跡などに足を運びたかったのですが…今は我慢です。
ならば自宅で歴史に触れてみよう、ということで今年は読書の夏にすることにしました。
そこで今回は、中でもおすすめの本を紹介させていただきたいと思います。
編集の都合上、少なめ、且つ私の関心分野に的を絞った紹介となってしまっていることはご容赦ください。(笑)

これをご覧のみなさんのなかには、歴史にも興味がある他学科の方や、専攻分野に迷っている史学科一年生の方、史学科への進学を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方々にもぜひ読んでいただけたらと思うので、もし何かの参考になれることがあれば幸いです。

①倉本一宏著『内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで』

この国が形作られ、古代国家の成立・律令国家の形成・武士のおこり…と時代が進む様子を学ぶうえで、「内戦」は避けて通れないものです。
高校までは起こったことの順番の暗記が主だったところがありますが、この本では人々の人間関係も踏まえつつ、それらを概観することができます。
大学生以上の方はもちろん、「教科書だけでは物足りない」「一つ一つの背景をもっと理解したい」というような受験生の方にもおすすめです。

②倉本一宏著『平安朝 皇位継承の闇』

先ほど挙げたものと同じ先生による著書です。
平安時代、特に特殊な逸話を持つ四人の天皇たちがいました。
彼らの生い立ちや周囲との関係性を見直しつつ、従来の見解とはまた違った人物像に思いを馳せることができます。

実は、この夏新しく読んだものというわけではないのですが…(笑)
私が高校生のとき、教材や小説以外で初めて買った日本史関連の本です。
現在研究を進めるうえでの視点は、ここからインスピレーションを受けている部分が多々あり、私の原点とも言えます。
この本を初めて手に取ったとき、そして読み進めていったときに覚えた高揚感を思い出しました。
大学生活三年目の夏。自身の研究に煮詰まり頭を抱えている日々なのですが、まずは純粋に興味を掘り下げることを楽しむのが大切だな…と、初心に立ち返るような思いです。

思えば、大学に入ってからは講義やアルバイトで忙しい日々が続き、本を読む時間が減ってしまっていました。
昨年から続くコロナ禍のなか、思うように行動できないことへ肩を落とす日々が続いていましたが、このように自宅で過ごすことによってできること・考えることも増えたため、今となっては有意義な時間を過ごせたのではないか?とポジティブに捉えることができています。

まだまだ先の見えない状況が続きそうですね。
夏休み明けの授業形態がどのようになるか読めませんが、来期も学校で友達や先生方と顔を合わせることが叶えば良いな…と願うばかりです。
残暑も厳しい日々ですが、みなさんもお身体に気を付けてお過ごしください!

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