学生通信 vol.5

2021/04/09

 不定期連載ですが、文学部の「今」を学生自身の言葉で発信します。受験生、在学生、保護者の方々。広く立正大学文学部を知っていただけたら幸いです。もし、自分も書いてみたいという学生がいれば学部事務室まで気軽にお声がけください。

vol.5
「画面越しのゼミ」
(社会4年 伊那弥生ケ丘高等学校卒)

はじめまして。この1年間、オンラインでゼミを行う中で、私が感じたことなどを紹介したいと思います。

コロナ禍のため、オンライン授業に取り組んできました。例年であればゼミに入り、新しい出会いを重ね、充実した日々になる年です。しかし、始まってみると、なんと顔も知らないメンバーと自宅から行うゼミが始まりました。2回目以降はカメラをオンにして授業を行いましたが、一度も雑談を交えたことのない学生同士のため、漠然と発話しづらさがありました。そんな中でも授業では容赦なく発言を求められ、戸惑いながらテキスト報告をしたことを覚えています。報告中に最も不安だったのは、聞いている人の反応が分かりづらいことです。説明中は資料を共有し、聞いている人はミュートにするため、語りかけるような報告をすると「しらけてしまった」と不安に思ってしまうことがありました。しかし、ふと画面を見ると、思いのほか、みんながリアクションを取ってくれていました。オンラインでは全員の顔が一度に見えるため、意識的に笑顔になるなど、顔でのリアクションが増えていることを自分でも自覚していました。普段は厳しい顔で授業をしているゼミの先生も「めっちゃ笑っている」ことがあり、オンラインって面白いなと感じました。

ゼミ生とは、つかず離れずの関係で1年間を終えましたが、一言で言うとみんな不思議な人です。今まで仲良くなってきた友達とは違った雰囲気を纏う、個性の強いメンバーでした。そんなメンバーと授業のみで関わるため、考えていることが読めないと思うことがよくありました。言葉の表現が面白い人、淡々と話す人、流行の波に乗らず自分の道を行く人など、私にはない個性を持った人が多くいます。ゼミだからこそ集まったメンバーであり、自分とは違う思考を持つ人から受ける指摘は、示唆に富んだものでした。4年生にあがり、対面でゼミを受けることが楽しみです。

最後になりますが、私としてはオンラインでゼミを受けることができて良かったと考えています。なんといっても学校に行かなくて良いという点で魅力的でした。通学時間がない分、ギリギリまで報告練習ができましたし、顔が見えている分、真剣に聞かなければと授業に集中できました。とは言っても、ゼミ生との交友がまだ浅いと考えているので、対面授業が待ち遠しいです。

いかがでしたでしょうか?学生の生き生きとした視点で、ということだったので、私らしく口語的な表現も一部いたしました。2021年度の授業はどのような形で行われるかわかりませんが、オンラインゼミがどういったものであったのかをお伝えできていれば幸いです。

「画面越し風景」

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