哲学科講 義 コ ー ド 11B5123101 授業形態 演習科 目 名 哲学演習16履修前提条件生命倫理に関わるテーマで卒業論文を書く学生のために、生命倫理の多岐にわたる領域における基本的な知識を学び、それを当事者の視点から捉え直すことを目的とする。本授業を通して卒業論文執筆のための基本文献を知り、卒業論文のテーマとする事柄について、学びを深めることが期待される。授業の中で、ALS 患者や重度障害児者の親との遠隔通信を行うことも予定している。受講生それぞれが、教科書のそれぞれの章について正確に理解し、生命倫理が関わる個別の問題点を明らかにできる。さらに他の受講生とグループで討論する中で、問題提起や質問ができる力を養う。そして、討論を経て得た考察を個人のノートに記し、それを基にレポートを執筆する。事前学習として、次週扱う教科書の箇所を予め読み、ポイントをまとめて問題点をあげる。これを「個人シート」に記入し授業に持参し、グループ討議を行う。「個人シート」は提出するので、電子データあるいは自筆ノートで考察内容を保存して、それをもとに、レポートを作成する。授業外で60時間以上の学修を行うこと。【第 1 回】ガイダンス【第 2 回】はじめに【第 3 回】第一部 〈反延命〉主義の現在ン序章 〈反延命〉主義とは何か【第 4 回】第1章 〈反延命〉主義の現在と根源―ドキュメンタリー番組《彼女は安楽死を選んだ》の批判的検討【第 5 回】第2章 公立福生病院事件の闇【第 6 回】第3章 安楽死・「無益な治療」論・臓器移植そして「家族に殺させる社会【第 7 回】第4章 多としてのトリアージ【第 8 回】鼎談 分ける社会がもたらす命の選別―相模原事件、公立福生病院事件、ナチス安楽死計画【第 9 回】第二部 〈反延命〉主義を問うン第5章 歪められた「生命維持治療」―医師として ACP・意思決定支援に思うこと【第10回】第6章 小児科医の問いと希望―共に在る者として、子どものいのちの代弁を考える【第11回】第7章文学で描かれてきた「よい死」―安楽死・尊厳死の拡大、浸透、定着のなかで【第12回】死ぬ権利を問いなおす―ヨーロッパの動向から【第13回】レポート構想検討ン授 業 の 目 的到 達 目 標授業外学修内容 ・授業外学修時間数授 業 計 画成績評価の方法 事前/事後学習 30% グループ討議 20% レポート 50%フィードバックの内容 授業に関する質問があれば、掲示板を」利用するように。課題については、授業内にも必要に応じてコメントする。教 科 書 『<反延命>主義の時代』小松・市野川・堀江 編著(現代書館)2021『生検力の歴史』小松美彦(青土社)2015、『宗教と生命倫理』小松美彦 土井健司(ナカニシヤ出版)2005、『ケアの社会倫理学』川本隆史編(有斐閣)2005、『犠牲のシステム』高橋哲哉(集英社)2012、『メタバイオエシックスの構築へ』小松美彦 香川知晶(NTT 出版)2010、『良い死』立岩真也(筑摩書房)2008、『唯の生』立岩真也(筑摩書房)2009、『命は誰のものか』香川千晶(ディスカバー)2010、『ニコマコス倫理学』アリストテレス(京都大学出版会)2002、『生命学をひらく』森岡正博(トランスビュー)2005指 定 図 書参 考 書 『正義論』ロールズ(岩波書店)2010、『笑顔のメッセンジャー』日浦美智恵(文芸社)2010事前学習を前提に授業を進めます。事前に教科書を読み、ポイントと問題点を把握しておかないと、有意義な討論はできません。前回の考察をふりかえる事後学習、そして次回の事前学習をする習慣を身につけましょう。本授業に関する質問や相談は、学具画家が定めるオフィスアワーで実施するが、オンライン授業の場合は、OpenLMS のメッセージを利用して、必要に応じて Teams で面談する。教員からのお知らせオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容実践的な教育内容そ の 他抽 選 の 有 無 なし備 考第2期 担 当 教 員 開 講 期 田坂 さつき― 51 ―
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