哲学科― 43 ―講 義 コ ー ド 11B5121701 授業形態 演習科 目 名 哲学演習2履修前提条件生きるということは、簡単なようでいて、かなり難しい厄介な問題を抱えている。実際、私たちは本当に生きているといえるのか、ただ何かを消費しているだけではないのか、そう、時間を消費し続けているのではないだろうか。フロムの人生論をじっくり検討することが、この授業の目的である。その際、フロムのテキストの詳細な解釈を目指しているのでなく、フロムのテキストを手掛かりに自ら考えることが目的である。同時に、深く生きることと社会制度及び宗教との繋がりについても検討することを目指す。20世紀初頭から後半へと、人類の未来の希望は常に挫折してきた。その根源的な理由が、社会の制度のみの問題ではなく、生きることの意味そのものの探求を怠ってきたところにあることが理解できるようになる。同時に、生きることの深くて豊かな意味を自ら考察する力を身に着けることができる。各回の授業のテキスト該当箇所を必ず事前に読み、分からない箇所はまず事前に自分で徹底的に調べてみる(30時間)。授業後、授業内容に関して自ら考察し、それを適切な分かり易い表現でまとめ、それをリアクションペーパーとして毎回提出(30時間)。従って、授業外で総計で60時間以上の学修が必要と思われる。【第 1 回】フロムの生きた時代【第 2 回】希望はどこにあったのか【第 3 回】希望の挫折【第 4 回】持つことと在ることの相違【第 5 回】日常経験における持つことと在ること【第 6 回】宗教における持つことと在ること【第 7 回】持つことの様式とは何か【第 8 回】在ることの様式とは何か【第 9 回】持つことと在ることの新たな側面【第10回】宗教と性格と社会の関連【第11回】人間変革の条件【第12回】新しい人間と社会の特色【第13回】希望はどこにあるかンン※以上は予定であり、学生の関心の方向性や理解度に応じて、思索の流れに沿って教育的に変更することもあります。評価方法:簡単なリアクションペーパーを毎回提出評価基準:授業内容とテキストを理解したか(40%)、それに基づいて自ら思索しているか(40%)、授業への取り組み姿勢(20%)で、各回のリアクションペーパーを判定する。リアクションペーパーに関しては、その都度、授業で講評する。かつ、皆さんのリアクションペーパーをまとめ、それに対する私のコメントをつけて、毎回、OpenLMS にアップします。授 業 の 目 的到 達 目 標授業外学修内容 ・授業外学修時間数授 業 計 画成績評価の方法フィードバックの内容教 科 書 『生きるということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1977指 定 図 書 『愛するということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1991『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム(東京創元社)1965、『希望の革命』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1970、『悪について』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1989、『人生の意味と神』フランクル(新教出版社)2014、『生きがい喪失の悩み』フランクル(講談社学術文庫)2014、『それでも人生にイエスと言う』フランクル(春秋社)1993フロムの著作を読むには幅広い教養が必要です。ですから、分からない箇所も多いかもしれませんが、落胆せずに根気よく調べながら読んでみてください。本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます。①オフィスアワー/木曜日15:10-16:00②授業時間の前後(前後の授業に差し支えのない範囲で)③メール/原則、平日(金曜は除く)8:00-16:00に対応/あて先は授業内で指示します。・皆さんの提出したリアクションペーパーに対して、次の授業の初めに毎回、私からフィードバックし、前回の授業を振り返ります。・そのフィードバックをもとに、皆さんは授業外に再度能動的に考察し、それを次のリアクションペーパーに反映させて、提出する。参 考 書教員からのお知らせオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容実践的な教育内容そ の 他楽しい授業にしましょう。そのためにも、私も頑張りますが、皆さんも頑張ってください。なので、遅刻や欠席はしないように。抽 選 の 有 無 なし備 考第2期 担 当 教 員 開 講 期 村上 喜良
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