講 義 コ ー ド 11B5121601 授業形態 演習科 目 名 哲学演習1履修前提条件「人を愛する」という想いは、あまりにもあたりまえのことで、自然に人は人を愛するようになると思われている。しかし、愛するという人間存在の根本にかかわる想いとは、実際いかなるものなのだろうか。フロムの愛に関する思想を概観し、愛する心の力を養うことが、この授業の目的である。従って、詳細なテキスト解釈が第一の目的ではなく、むしろ「愛する心の力を養うこと」に目的の主眼がある。愛することが実は習い覚える必要のある技術であることが、理解できるようになる。また、愛にはその愛する対象にそって様々な姿を見せるとともに、そこには根本的に共通な姿勢があることが分かるようになる。それを知ることで、他者との関わりに対して自省し、他者と深くかかわる技術を身に着けることができる。各回の授業のテキスト該当箇所を必ず事前に読み、分からない箇所はまず事前に自分で徹底的に調べてみる(30時間)。授業後、授業内容に基づいて自ら考察し、それを明確な分かり易い文章にして、リアクションペーパーとして提出する(30時間)。従って、授業外で総計で60時間以上の学修が必要と思われる。【第 1 回】フロムの生涯とその時代背景【第 2 回】フロムの思想とその意義【第 3 回】フロムと精神分析【第 4 回】フロムと社会主義【第 5 回】フロムとキリスト教【第 6 回】技術としての愛【第 7 回】実存の問題としての愛【第 8 回】親子の愛【第 9 回】兄弟愛【第10回】母性愛【第11回】異性愛【第12回】自己愛【第13回】神への愛ンン※ 以上は予定であり、学生の関心の方向性や理解度に応じて、思索の流れに沿って教育的に変更することもあります。評価方法:簡単なリアクションペーパーを毎回提出評価基準:テキストと授業内容を理解したか(40%)、それに基づいて自ら思索しているか(40%)、授業への取り組み姿勢(20%)で、各回のリアクションペーパーを判定する。リアクションペーパーに関しては、毎回、次の授業で講評する。かつ、毎回の皆さんのリアクションペーパーをまとめ、それに対する私のコメントを加え、毎回 OpenLMS にアップします。授 業 の 目 的到 達 目 標授業外学修内容 ・授業外学修時間数授 業 計 画成績評価の方法フィードバックの内容教 科 書 『愛するということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1991指 定 図 書 『生きるということ』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1977『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム(東京創元社)1965、『悪について』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1989、『希望の革命』エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店)1970、『愛における自由の問題』北森嘉蔵(東海大学出版会)1966、『アウグスティヌスの愛の概念』ハンナ・アーレント(みすず書房)2002、『マザー・テレサ あふれる愛』沖守弘(講談社文庫)1984、『マザー・テレサ 愛の花束』中井俊巳(PHP 文庫)2007、『愛欲の精神史1・2・3』山折哲雄(角川ソフィア文庫)2010.2013授業は楽しくなければ、と思っていますので、多くの日常の出来事をもとに、皆さんと思うところを自由に話し合いたいと思います。但し、遅刻と欠席はしないように。本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます。①オフィスアワー/木曜日15:10-16:00②授業時間の前後(前後の授業に差し支えのない範囲で)③メール/原則、平日8:00-16:00に対応/あて先は授業内で指示します。・毎回皆さんが提出したリアクションペーパーを、毎回、次の講義の初めに詳細に私からフィードバックして、前回の授業内容を振り返ります。・その振り返りを受けて、授業時間外に皆さんはさらに能動的に考察を重ねて、次回のリアクションペーパーにそれを反映していってください。参 考 書教員からのお知らせオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容実践的な教育内容そ の 他抽 選 の 有 無 なし備 考第1期― 42 ― 担 当 教 員 開 講 期 村上 喜良
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