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講義コード11B5131201授業形態講義科目名東洋思想史2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容提出された授業リアクションや確認テストへのフィードバックは,翌授業回の冒頭で行う。教科書データ配布指定図書参考書   担 当 教 員    開 講 期 ― 77 ―中国の思想史を概説的に講義する。漢代から清代に至るまでの思想・学術の流れを概観する。儒学の変遷(訓詁学・朱子学・陽明学・考証学)を中心として,道教や西学についても扱う。また,講師の専門である医学・本草学の思想にも多く言及する。儒学は日本への影響も大きいため,学習を進めることにより,我々の考え方や行動の枠組みがいかに形作られてきたかを考察することが,この授業の目的である。中国思想史に関する知識の概略を説明できる。中国思想に関する基礎的な史料・資料を図書館で調査することができる。中国思想の諸問題を自らの考え方と関連付け,哲学的な思考ができるようになる。指定図書や参考文献を読み,復習を行う。(35時間)不定期に行う確認テストのために準備学習を行う。(10時間)期末レポートのための準備学習を行う。(15時間)以上,60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】儒学の国教化【第2回】讖緯説の利用と批判【第3回】今文学・古文学と漢唐訓詁学【第4回】玄学と清談【第5回】道教の成立【第6回】道教の発展【第7回】道統と道学の形成授業への取り組み・リアクションの提出(30%)確認テスト(30%)期末レポート(40%)『中国哲学史』中島隆博(中央公論新社)2022、『よくわかる中国思想』湯浅邦弘編著(ミネルヴァ書房)2022、『中国思想基本用語集』湯浅邦弘編著(ミネルヴァ書房)2020、『はじめて学ぶ中国思想』渡邉義浩,井川義次,和久希編著(ミネルヴァ書房)2018、『中国古代の思想』戸川芳郎(岩波書店)2014、『入門中国思想史』井ノ口哲也(勁草書房)2012、『名言で読み解く中国の思想家』湯浅邦弘編著(ミネルヴァ書房)2012、『概説中国思想史』湯浅邦弘編(ミネルヴァ書房)2010、『中国思想史』アンヌ・チャン著;志野好伸,中島隆博,廣瀬玲子訳(知泉書館)2010、『中国思想史』溝口雄三,池田知久,小島毅(東京大学出版会)2007『中国思想文化事典』溝口雄三,丸山松幸,池田知久編(東京大学出版会)2001、『中国思想の流れ(上)』橋本高勝編(晃洋書房)1996、『中国思想の流れ(中)』橋本高勝編(晃洋書房)2000、『中国思想の流れ(下)』橋本高勝編(晃洋書房)2006、『中国の思想』溝口雄三(放送大学教育振興会)1991、『中国思想史 上』日原利国編(ぺりかん社)1987、『中国思想史 下』日原利国編(ぺりかん社)1987、『中国思想史(上)』森三樹三郎(第三文明社)1978、『中国思想史(下)』森三樹三郎(第三文明社)1978、『中国文化論』李徳順著;上村元顧訳(かもがわ出版)2017教員からのお知らせ世界史・中国史を学修していなくても受講に差し支えないが,事前に把握しておけば,授業内容の理解がより深まるだろう。また,前提となる知識を習得するためにも,第1期「東洋思想史1」の受講をお勧めしたい。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は,授業終了後,次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容毎回の授業で「思考の時間」を設け,授業リアクションを提出させる。実践的な教育内容その他また,OpenLMSでも対応する。図書館やインターネットなどで参考資料を調べるなど,「能動的な授業外学習」を行い,期末レポートの内容に反映させる。抽 選 の 有 無なし備考【第8回】朱熹と朱子学の思想【第9回】朱子学の展開【第10回】王守仁と陽明学の思想【第11回】陽明学の展開【第12回】イエズス会と西学東漸【第13回】清朝考証学の成立と発展上村 元顧第2期

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