講義コード11B5125201授業形態講義科目名哲学特殊講義5履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末にレポートを書いて下さい。フィードバックの内容誠実な真摯な質問にはできるだけ対応します。教科書『日蝕・一月物語』平野啓一郎(新潮社)2011指定図書参考書『日蝕』平野啓一郎(新潮社)1998、『日蝕』平野啓一郎(新潮社)2002、『科学の起源の謎』三石巌(大和書房)1985、『近教員からのお知らせレポートをしっかり書けば、おそらく単位は大丈夫です。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習など実践的な教育内容その他講義コード11B5125301授業形態講義科目名哲学特殊講義6履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法小テスト(100%)を複数回行います(ただし変更の可能性があります。変更する場合は初回の授業でお知らせします。)フィードバックの内容教科書『Writings of Charles S.Peirce a chronological edition vol.3 1872-1878』Peirce Edition Project(Indiana University Press 指定図書『世界の名著59 パース ジェームズ デューイ』上山春平 他訳(中央公論社)1980、『偶然・愛・論理』浅輪幸夫訳(三一参考書『パースの生涯』J・ブレント(新書館)2004、『プラグマティズムの格率』C・フックウェイ(春秋社)2018教員からのお知らせテキストはOffice365内のOneDriveを参照いただくことを考えております。参考として翻訳もありますが、まずは自分で辞オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、支障がない範囲で掲示板にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業時間外学習実践的な教育内容その他まじめに必死でやれば単位は大丈夫だと思います。応相談。 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 65 ―哲学を学習していく上で不可欠な能力はまず論理性にあることは論を待たない。そしてもう一つの哲学の柱は鋭利な直観力・想像力にあると言えるだろう。本年度の哲学特殊講義5の内実はこの哲学的想像力の訓練である。題材は哲学的な文学を扱う。欧米の文学と異なり、日本の文学は近代文学も含めて心理描写に偏る向きがあり所謂哲学とは没交渉のものが多いが、平野啓一郎氏の「日蝕」(1999年芥川賞受賞)は西洋哲学のテーマを文学に持ち込んだ希有の作品である。文体は難解な漢文訓読的擬古文であるが格調は高い。大いに学んでもらいたい。著者平野啓一郎氏が本作品で芥川賞を受賞したのは若干23歳、すなわち諸君とほぼ同年齢であった。読み始めは著者の凡俗をはるかに越える博識と想像力の凄まじさに圧倒されそうになるかも知れないが、決して圧倒されないで欲しい。この作品のテーマは東洋の知識人の永遠の課題ともいえる「科学の起源と本性」を明らかにするということである。東洋と西洋を比較した場合西洋が東洋に立ち勝っているものがあるとすれば近代科学を生み出せたか否かということであり、それを除けば中近東、インド、中国の文化が西洋のそれに比して必ずしも劣っているわけではない。近代科学が哲学からいかに分化しまた哲学を受け継いだのかを想像力を駆使しつつ考えていきたい。テキストは文庫本で比較的安価です。大いに予習して下さい。【第1回】オリエンテーション【第2回】~【第13回】1日13ページ以上を講読する。代科学の源流』伊東俊太郎(中公文庫)2007、『十二世紀ルネサンス』伊東俊太郎(講談社)2006世界哲学史、アメリカ哲学史、そして科学哲学史上の巨人にして厳密プラグマティズム(プラグマティシズム)の創始者、さらにはソシュールとならぶ記号論の発案者として、現代分析哲学とネオプラグマティズムの融合を予見したC・S・パースの代表的な論文「信念が固まるということ(The fixation of belief)」を読む。かれは当時の最高水準の論理・数学・物理学者であったが、その知性で伝統的哲学をいかに読み解き、それを人間の生きる信念の上でどう位置づけたのかを明らかにしていきたい。本論文は約10ページ程のものだが英文としてかなりな複雑な構文からなっておりかれ特有の機知がちりばめられている関係上決して読みやすいものではない。目標としては1日半ページ強のペースで読みきることを目指す。本講義は元来語学の訓練を目指すものではないので、現存する3つの翻訳をも大いに参考とするが、既成の2つの翻訳はあまりにも商品化されすぎており、パースの感触が伝わってこない場合がある。もしパースの人柄が感じ取れるほどに読み入れられれば大学院の入試にも十分通用するほどの力がつくはずである。おそらくこの論文を勉強して損したということにはならない。そのため最低60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】 オリエンテーション【第2回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(1)【第3回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(2)【第4回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(3)【第5回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(4)【第6回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(5)【第7回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(6)救済策としてレポートも受けつけます +αBloomington)1986書房)1982、『信念が固まるということ』宇波彰 他訳(パブフル)2019書を引いて見て下さい。翻訳機の援用も可とします。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考保田 道雄保田 道雄第1期第2期【第8回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(7)【第9回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(8)【第10回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(9)【第11回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(10)【第12回】 1回につき半ページ強程の精読を行う(11)【第13回】 総括
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