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― 53 ―日本の最も独創的な哲学者西田幾多郎の『善の研究』第一編「純粋経験」の主要箇所を身体論の観点から講読し、現代の身体が抱える問題の解決に向けて西田哲学を活かす可能性を探究する。はじめて『善の研究』を読む者にも、またすでに読んだことのある者にも、新たな思考が生れるように配慮する。身体論をリアルにするために、ゲスト講師を迎えての身体ワークショップの授業もできれば数回実施したい。毎回のペーパーの作成。授業外に計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】現代の身体が抱える問題【第3回】『善の研究』第一編「純粋経験」1章(1)【第4回】『善の研究』第一編「純粋経験」1章(2)【第5回】『善の研究』第一編「純粋経験」1章(3)【第6回】『善の研究』第一編「純粋経験」1章(4)【第7回】『善の研究』第一編「純粋経験」1章(5)ンンゲスト講師を招聘する授業も適宜開講予定。ンなお上記は予定であり、ゲスト講師の招聘、受講生の希望、実際の講読と議論の内容・進度に応じて、変更がありうる。毎回提出するペーパーと口頭発表や討論への参加態度(50%)、学期末レポート(50%)などをもとにした総合評価。詳しくは初回授業時に告知するので、かならず出席すること。なお授業の進め方について、シラバスの「教員からのお知らせ」の項目をよく読んで理解しておくこと。受講者全員に、毎回、その回の講読箇所の内容要約とコメント(疑問、問題点、自分の意見)を事前にまとめて書いてきて教員からのお知らせもらい、そのペーパーを提出した者のみ、その回出席とする。受講条件について詳しく説明するので、初回の授業に必ず出席すること。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応する。なお適宜、学部学科にて定めるオフィスアワーでも受付ける。アクティブ・ラーニングの内容演習形式で発表と討論とを行う予定実践的な教育内容その他板橋を卒論指導担当教員に希望する可能性のある者は、原則として履修すること。哲学演習13、哲学演習14とをあわせて受講することを望む。抽 選 の 有 無なし備考【第8回】『善の研究』第一編「純粋経験」3章(1)【第9回】『善の研究』第一編「純粋経験」3章(2)【第10回】『善の研究』第一編「純粋経験」3章(3)【第11回】『善の研究』第一編「純粋経験」3章(4)【第12回】『善の研究』第一編「純粋経験」3章(5)【第13回】まとめ板橋 勇仁第2期講義コード11B5122901授業形態演習科目名哲学演習14履修前提条件授業の目的到達目標西田哲学研究を通じて身体論の諸問題を考察する力を得る。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容ペーパーや発表をもとにした討論において教員からのコメントを行う。教科書『善の研究』西田幾多郎(岩波文庫)指定図書参考書『こわばる身体がほどけるとき―西田幾多郎『善の研究』を読み直す』板橋勇仁(現代書館)   担 当 教 員    開 講 期 

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