― 32 ―この授業では、哲学を学び自ら哲学することを目指す諸君に、基礎的な素養となる哲学史的な知識をいくらか授け、哲学的な問題をいかに探り出し、それにいかに取り組み議論を構成していくかについて、若干の手ほどきを与えます。そのために、この授業では、カントの『実用的見地における人間学』(以下『人間学』と略称)の第一部第三編「欲求能力について」の七三節以降を精読します。この科目では、以下のような作業をして60時間以上の授業外学修を行なうこと。すなわち、各回に読むテクストの該当箇所を下読みして、理解できない点を明確にし、必要に応じて質問できるようにして授業を受けること。授業後には、授業の内容を念頭に置きながら、該当箇所を反復読み、自分なりのまとめを執筆すること。【第1回】イントロダクション【第2回】『人間学』第三編第七三節の読解【第3回】『人間学』第三編第七四の読解【第4回】『人間学』第三編第七五節の読解【第5回】『人間学』第三編第七六節の読解【第6回】『人間学』第三編第七七節の読解【第7回】『人間学』第三編第七八節の読解【第8回】『人間学』第三編第七九節の読解【第9回】『人間学』第三編第八〇節の読解【第10回】『人間学』第三編第八一節・第八二節の読解【第11回】『人間学』第三編第八三節・第八四節の読解【第12回】『人間学』第三編第八五節・第八六節の読解【第13回】『人間学』第三編第八七節・第八八節の読解が考えたい問題を示してくれるテクストを手に入れることが、哲学することへの王道です。は出席扱いにしません。通じて、基礎的な思考力、論述力、ディスカッション能力を養成するのが目的である。指定図書の読解、レポート作成を含めて、授業外に計60時間以上の学修が必要となる。【第1回】イントロダクション ルネサンス哲学と魔術思想【第2回】1マルシリオ・フィチーノの天体魔術【第3回】1-1メランコリーと土星【第4回】1-2魂と身体の媒体【第5回】1-3音楽と儀式【第6回】1-4護符魔術【第7回】1-5惑星と人間【第8回】2:パラケルススにおける医学・哲学・魔術【第9回】3-1医学理論【第10回】3-2錬金術【第11回】3-3天文学と魔術【第12回】3-4医化学派【第13回】総括抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考湯浅 正彦武内 大第1期第1期講義コード11B5120601授業形態演習科目名基礎演習3A履修前提条件授業の目的到達目標哲学的な問題について、その謎の深さを、なにがしか感じ取れるようになります。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末のレポート60%、平常点40%により総合的に評価する。フィードバックの内容小テストを行なった場合には、模範解答を示す。教科書プリントを配布する。指定図書なし。参考書適宜紹介する。教員からのお知らせ生活のうちで相応に時間を確保して自発的に、忍耐づよくテクストを読むことを習慣とするように努力してください。自分オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受け付けます。アクティブ・ラーニングの内容意見共有のための質疑応答。実践的な教育内容なし。その他テクストをもたない者(家へ忘れてきた場合を含む)の授業への参加を認めません。また、理由なく授業に遅刻して来た者講義コード11B5120602授業形態演習科目名基礎演習3B履修前提条件授業の目的ルネサンス期の哲学を、主に魔術、錬金術、占星術という思想的・文化的背景のもとで考察することにしたい。この授業を到達目標まずは書くこと、ディベートに慣れる。歴史的・文化的背景を踏まえた哲学的思考ができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法リアクションペーパーを含む小レポート(70%)、授業への参加意欲(30%)フィードバックの内容リアクションペーパーについては授業内で適宜講評します。教科書指定図書参考書『ルネサンスの神秘思想』伊藤博明(講談社)2012教員からのお知らせ適宜プリントを配布します。参考書は授業中に改めて指示します。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業時間外学習。実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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