医療技術が高度に発展を遂げることにより、人間の生命を取り扱う行為に関する新たな倫理的問題が生まれている。授業では、医療の現場で何が問題となっているのかを明らかにし、その諸問題を検討するための基礎知識を解説しつつ、検討を加えていくことを目的とする。医療の現場で起きている重大な倫理的諸問題を理解することができる。更に、理解するだけではない。回避不可能な生老病死という根本四苦に対して、如何なる態度をとることが人々を、自分自身を幸福にするのか、哲学的な思索をする能力が身に付く。自らの死生観を構築する端緒を開くことができる。テキストを事前に読んで、分からない箇所を調べて、ノートにまとめておく。それでも分からないことは、授業で質問して解決するようにする。授業後には、とりあげられた諸問題に関して自ら考察し、自分の意見を明らかにすること。これらの授業外学習には、60時間以上が必要であると思われる。【第1回】人工妊娠中絶(その1)【第2回】人工妊娠中絶(その2)【第3回】人工妊娠中絶(その3)【第4回】生殖補助技術(その1)【第5回】生殖補助技術(その2)【第6回】生殖補助技術(その3)【第7回】遺伝子操作(その1)ンン※これはあくまでも予定であり、学生諸君の関心度や理解度に応じて適宜変更することもあり得ます。評価方法:簡単なリアクションペーパーを毎回提出評価基準:基礎概念を理解したか(45%)、それに基づいて自ら思索しているか(45%)、授業への取り組み姿勢(10%)で、各回のリアクションペーパーを判定し平均点を最後に算出。努力も必要です。まずは遅刻や欠席はしないように。本授業に関する質問・相談は、下記の方法で受け付けます。①オフィスアワー/木曜日14:30-16:00②授業時間の前後③メール/原則、平日8:00-16:00に返信/あて先は授業内で指示します。・そのフィードバックを基に、再度、考察を重ねる能動的な授業時間外学習が求められる。抽 選 の 有 無なし備考【第8回】遺伝子操作(その2)【第9回】遺伝子操作(その3)【第10回】脳死と臓器移植(その1)【第11回】脳死と臓器移植(その2)【第12回】脳死と臓器移植(その3)【第13回】まとめ村上 喜良第2期講義コード11B5110204授業形態演習科目名基礎演習2D履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容リアクションペーパーに関しては、毎回、次の授業で講評する。教科書『基礎から学ぶ生命倫理学』村上喜良(勁草書房)2008指定図書参考書教員からのお知らせ参考図書に関しては、教科書に一覧がありますので、それを参照のこと。楽しく学びましょう。そのためにはちょっとしたオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容・前回の授業に関して提出されたリアクションペーパーを、次の授業の最初に教師から詳細にフィードバックする。実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 ― 28 ―
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