講義コード11B8131401授業形態講義科目名イメージと文学2履修前提条件授業の目的到達目標映像が生成する原理を、技術的な側面から理解する。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法毎回の授業後に提出するリアクション・ペーパー(50%)及び、期末テスト(50%)によって評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを翌週授業内にて行なう。教科書2020指定図書『なぜ、植物図鑑か 中平卓馬映像論集』中平卓馬(筑摩書房)2007年、『寺山修司の写真』堀江秀史(青土社)2020年参考書教員からのお知らせ必要なテキストは、授業内で引用資料として配布しますが、深めたい場合は指定図書に目を通してください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内で対応します。メールでの質問等も受け付アクティブ・ラーニングの内容双方向アンケート実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 ― 321 ―現代において、映像と言語は、相互補完的な役割を持ちつつ、表現活動の根幹を成している。とりわけ、19世紀に光を定着させる技術の誕生によって、芸術表現の一翼を担うこととなった〈写真〉や〈映画〉などの「映像」は、テレビやインターネットを経て、現代においてますます表現としての在り方を多様化させている。本授業では、「イメージ」の様態として関わりの深い「映像」が、どのような物理現象であり、それがどのように生まれたか、技術史の観点から紹介する。そのうえで、映像の基礎のひとつである写真がどう受け入れられ、考察されてきたかを、写真誕生のヨーロッパにおける動きや幕末における日本への伝来、そして戦後におけるフォトジャーナリズムや写真についての美学的考察を検討する。上記を通じて、写真、映画、テレビ等の「映像」とことば(あるいはそれによって捕捉される概念)との関係を考える材料としたい。本授業は、映像とことばの関係を、映像生成の原理への理解と、写真を題材とした事例のいくつかを参照することで考察するものである。写真技術の誕生と、日本におけるその展開についての一定の知識を得る。この授業では、授業外に60時間以上の学修を求める。授業中に示す参考文献を実際に手に取って、目を通すこと。積極的に都内の映画、演劇、展覧会を観に行くこと(義務ではない)。授業で扱った内容に関連して自分で興味ある対象を見出し、調べてリアクションペーパーや期末レポートに反映させること。以上を遂行することで、一学期を通じて計60時間以上になるよう自習すること。【第1回】ガイダンス 〈映像〉という概念について【第2回】文学の中の〈映像〉【第3回】映像の技術史1・映像のしくみ―カメラ・オブスクラ【第4回】映像の技術史2・投影―幻燈・マジックランタン【第5回】映像の技術史3・定着―写真技術【第6回】映像の技術史4・動き―仮現運動・視覚玩具【第7回】映画の誕生【第8回】ヨーロッパにおける写真の誕生【第9回】日本への写真伝来【第10回】日本のピクトリアリズム【第11回】情報としての写真 名取洋之助【第12回】写真とことば 中平卓馬【第13回】まとめ・総復習ンン上記は目安である―毎回の授業において冒頭にリアクションペーパーに対して返答する。その内容によって授業の方向は変化し得る。けます。アドレスは授業時間内に指示します。抽 選 の 有 無あり備考堀江 秀史第1期
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