― 319 ―怪談』(文政8年〈1825〉初演)の本文を講読し、歌舞伎の作劇法や演技・演出の特色について講義する。語の構築方法等について説明できることを目指す。テキストの予習・復習等により、60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】作品成立の背景【第2回】『仮名手本忠臣蔵』と四谷怪談(1)【第3回】『仮名手本忠臣蔵』と四谷怪談(2)【第4回】作品講読(1)【第5回】作品講読(2)【第6回】作品講読(3)【第7回】作品講読(4)ンンテキストはプリントを配布し、適宜映像を視聴する。ン毎回リアクションペーパーの提出を求め、成績評価の一部とする。ン授業の進行状況によって計画を一部変更する場合がある。またメール(yanai@meiji.ac.jp)でも受け付ける。中国の文学の中で、古来より正統文学とされてきた中国古典詩について、演習形式で読解を進め、鑑賞することを目的とする。今年度は北宋時代末期の文学者であり、かつ政治家・芸術家でもあった蘇軾の作品を取り上げ、音韻(押韻と平仄)と典故などの調査を行い、それを踏まえて解釈を行う。参加者相互の討論を通して、中国古典詩の鑑賞力を身につける。・中国古典詩の形式について理解できる。・中国古典詩を読解し鑑賞することができる。・漢文訓読の方法を理解できる。・中国古典文献読解のための資料調査の方法を理解できる。授業時間外に次回の授業の予習を必ず行う。具体的にはあらかじめ指定された作品の押韻・平仄、解釈に必要な資料を調査し、さらに書き下し文・現代日本語訳・鑑賞文を作成する。そのために授業時間外に60時間の学習を必要とする。【第1回】ガイダンス【第2回】蘇軾詩読解(1)「鹽官部役戲呈同事兼寄述古」【第3回】蘇軾詩読解(2)「將之湖州戲贈莘老」【第4回】蘇軾詩読解(3)「送張軒民寺丞赴省試」【第5回】蘇軾詩読解(4)「畫魚歌」【第6回】蘇軾詩読解(5)「鴉種麥行」【第7回】蘇軾詩読解(6)「莘老葺天慶觀小園、有亭北向、道士山宗説乞名與詩」【第8回】蘇軾詩読解(7)「祥符寺九曲觀燈」【第9回】蘇軾詩読解(8)「正月二十一日病後、述古邀往城外尋春」【第10回】蘇軾詩読解(9)「獨遊富陽普照寺」【第11回】蘇軾詩読解(10)「自普照遊二庵」【第12回】蘇軾詩読解(11)「新城道中」二首 其一【第13回】蘇軾詩読解(12)「新城道中」二首 其二書は、毎回の授業時に必ず持参してください。授業に出席すること。毎回発表者の発表の後、受講者どうして討論を行う。漢文訓読の基礎から学びたい人は、先に「漢文学概論」を履修してください。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無あり備考【第8回】作品講読(5)【第9回】作品講読(6)【第10回】作品講読(7)【第11回】作品講読(8)【第12回】作品講読(9)【第13回】作品講読(10)矢内 賢二中川 諭第2期第2期講義コード11B8130601授業形態講義科目名演劇文化史2履修前提条件授業の目的歌舞伎の生世話物・怪談物の代表作であり、現代の演劇・映画・小説等にも数多く翻案されている鶴屋南北作『東海道四谷到達目標近世文学の基礎的な読解能力と、芸能・社会・風俗の歴史についての基礎的な知識を身につけ、歌舞伎独特の表現様式や物授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取組み(リアクションペーパーの記述を含む・30%)、期末試験(70%)。フィードバックの内容コメントシートに対するフィードバックを翌週の授業で行う。教科書指定図書『新潮日本古典集成東海道四谷怪談』郡司正勝(新潮社)1981、『歌舞伎オン・ステージ東海道四谷怪談』諏訪春雄(白水社)1999『四谷怪談悪意と笑い』広末保(岩波書店)1984、『お岩と伊右衛門「四谷怪談」の深層』高田衛(洋泉社)2002、『鶴屋南北かぶきが生んだ無教養の表現主義』郡司正勝(講談社)2016、『四谷怪談は面白い』横山泰子(平凡社)1997、『鶴屋南北』古井戸秀夫(吉川弘文館)2020参考書教員からのお知らせ第1期開講の「伝統芸能論2」と連続した内容であるが、いずれか一方だけ受講しても差し支えない。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。実践的な教育内容その他講義コード11B8130701授業形態講義科目名漢詩鑑賞1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法発表担当時の発表内容(50%)、授業時の貢献度・発言回数(50%)フィードバックの内容発表や発言の折にコメントを行う。教科書『蘇軾全集校注』張志烈他主編(河北人民出版社)2010年指定図書『漢文を基礎から学ぶ』中川諭(東方書店)2023年参考書教員からのお知らせ特定の教科書は使用しません。テキストは第1回目の授業時に配布します。指定図書を適宜参照します。漢和辞典と指定図オフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容演習形式で授業を行う。毎回の授業で取り上げる詩についての問題点を自ら探し、それについて自ら答を導き出した上で、実践的な教育内容その他漢文訓読の基礎をすでに修得していることを前提に授業を進めます。テキストの詩の本文に返り点のみ付けます。 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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