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― 315 ―この授業では、文学作品の朗読を通して、作品の解釈を自分の声でどのように表現し聴き手に伝えるかを考え、実践する。毎回、簡単な発声練習を行ったうえで、朗読を行う。毎回、自分およびクラスメイトの朗読の感想等を、課題として提出する。適宜、各自の意見発表や、グループ・ワークを行い、意見共有の時間を設ける。第10回以降の授業では、グループ朗読発表と個人朗読発表を行う。・文学作品の朗読を通して、作品の解釈を深めることができる。・作品の解釈を自分の声で表現する朗読技術を身につけることができる。・自分およびクラスメイトの声を注意深く聴く機会を重ねることで、さまざまな声の効果や差異に気付く「聴く力」を養うことができる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。・予習:朗読作品内の意味のわからない語句・漢字の読み等について調査する。朗読作品の黙読と音読を、人前で披露出来るレベルになるまで、各3回程度行う。授業で指示した宿題に取り組む。・復習:授業で朗読した作品を、指摘されたポイントに注意して声に出して読む。毎回の課題に取り組み、提出する。【第1回】ガイダンス 朗読って何? ―「読む」「聴く」について考える【第2回】金子みすゞの詩を読む/聴く 朗読の基本を学ぶ【第3回】幸田文「濃紺」を読む/聴く1 小説の朗読【第4回】幸田文「濃紺」を読む/聴く2 朗読と調査【第5回】茨木のり子の詩を読む/聴く “生と死”の朗読1【第6回】竹内浩三の詩を読む/聴く “生と死”の朗読2【第7回】浅田次郎「名人」を読む/聴く1 一人称小説の朗読【第8回】浅田次郎「名人」を読む/聴く2 朗読と身体感覚【第9回】『平家物語』より「扇の的」を読む/聴く1 古典文学の朗読を体験する【第10回】『平家物語』より「扇の的」を読む/聴く2 グループ朗読発表【第11回】樋口一葉「たけくらべ」(抜粋)を読む/聴く グループ朗読発表【第12回】個人朗読発表会の練習【第13回】個人朗読発表会る。でも行う。レーニング』村上由美(平凡社)2009自分の声で文学作品を表現し、聴き手に伝えることの難しさや楽しさを体験出来るよう、朗読に積極的に取り組むこと。・基本的な授業の流れは、配布資料の説明→前回の振り返り→本日の朗読作品や作者についての説明→発声練習→一人ずつ指示に従って朗読→教員がコメント、と予定している。毎回、出席者全員に朗読の順番を回す予定である。また、適宜、グループ・ワークを行う。・授業の出席者数や朗読の進度に応じて、授業内容を変更する場合がある。・教科書は無し。朗読作品は、教室内で配布する。また、OpenLMS等にも上げる。・適宜、朗読や作品解釈の参考になる資料を配布する。・毎回、課題提出を課す。・受講時のマナーに注意すること。・「朗読法1」を受講済みでなくとも、受講可能である。抽 選 の 有 無あり備考内木 明子第2期講義コード11B8125401授業形態講義科目名朗読法2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢26%、毎回の課題26%、朗読発表23%(グループ13%、個人10%)、学期末レポート25%、で評価すフィードバックの内容毎回の課題に対するフィードバックを、次回の授業内で口頭で、ならびにプリント配布にて行う。適宜、OpenLMS等教科書授業内で指示する指定図書授業内で指示する参考書『声が生まれる』竹内敏晴(中央公論新社)2007、『発声と身体のレッスン』鴻上尚史(筑摩書房)2012、『声と話し方のト教員からのお知らせ実技を行う授業のため、朗読実践への意欲のある学生の参加を希望する。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容朗読発表、グループ・ワーク、プレゼンテーション、意見共有。実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期 

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