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この授業では、日本近代文学を世界のさまざまな事象と関連づけて捉えることを目指します。明治時代、日本はおもにヨーロッパから知識や文化を移入して急速な近代化を推し進めました。それは人びとの価値観や考え方を根底から変えるものでした。講義では、諸外国の文学作品も視野に入れながら明治時代に書かれた文学作品を精読し、作家たちがそれらの変化にどのように向き合ったのかを考えます。1.近代日本の文化や文学を、国際的な文脈に関連づけて捉えることができる。2.授業で学んだ内容を踏まえて、テキストを客観的に分析することができる。3.自身が分析したり、調査したりした事柄について、論理的で説得力のあるレポートを書くことができる。課題のテキストを事前に読んでから、授業に出席してください。本授業の準備学習・復習時間は、学期を通して60時間程度を標準とします。【第1回】イントロダクション【第2回】家族と恋愛(1)【第3回】家族と恋愛(2)【第4回】家族と恋愛(3)【第5回】「私」のテーマ(1)【第6回】「私」のテーマ(2)【第7回】「私」のテーマ(3)【第8回】絵画のモチーフ(1)【第9回】絵画のモチーフ(2)【第10回】絵画のモチーフ(3)【第11回】女性について(1)【第12回】女性について(2)【第13回】まとめ以下の配分を目安にして、総合的に評価します。・授業への参加度 40%・期末レポート 60%漢文訓読の基礎的事項を理解している人を対象に、明代中期に成立した文言小説『庚巳編』を取り上げ、返り点・送りがなのついていない漢文の文章を読み、漢文訓読の方法を学ぶ。あわせて、中国の志怪小説・伝奇小説を鑑賞し、その世界観を理解することを目的とする。毎回決められた範囲について担当者が書き下し文と現代日本語訳を提示し、その後受講者全員で討論を行う。・中国の古典小説について理解し、鑑賞することができる授業時間外に次回の授業の予習を必ず行う。具体的にはあらかじめ指定された部分の解釈に必要な資料を調査し、さらに書き下し文と現代日本語訳を作成する。発表を担当しない場合であっても、必ず書き下しと現代語訳を作成し、授業にのぞむこと。そのために授業時間外に60時間の学習を必要とする。【第1回】ガイダンス【第2回】巻四「玄壇黒虎」~「錢蛇」“爲圃有年矣”【第3回】巻四「錢蛇」“一旦、執鋤耘”~「巨蚌」【第4回】巻五「説妖」“呉俗所奉妖”~“卻醫待盡者”【第5回】巻五「説妖」“又有一輩媼”~“十餘事于此”【第6回】巻五「説妖」“秀才徐岐之”~“此頻歳不寧”【第7回】巻五「説妖」“舉人査某家”~“而來、與寢處”【第8回】巻五「説妖」“十年後復死”~“作京師人語”【第9回】巻五「説妖」“沈寧妻年三”~“又其下鬼也”【第10回】巻五「説妖」“大抵妖由人”~「芭蕉女子」【第11回】巻五「巨蚌」、「怪石」【第12回】巻五「官壽」、「見報司」“呉學生計先”~“作見報司矣”【第13回】巻五「見報司」“數日、其妻夢”~“交、往來不絶”、「凌氏犬」に基づいて受講者同士で討論を行う。文訓読の基本(返り点・送りがな・書き下し文)から学びたい人は、「漢文学概論」を先に履修してください。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考川澄 亜岐子中川 諭第2期第1期― 309 ―講義コード11B8123201授業形態講義科目名日本文学特講6履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容課題などは、その都度、クラス全体に向けて講評します。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー随時、受け付けます。メール等でご相談ください。アクティブ・ラーニングの内容この授業は、原則として講義形式で進めますが、受講生は課題やディスカッションなどを求められることがあります。実践的な教育内容その他クラスの規模や受講生の興味に合わせて、取り上げる作品や授業の進め方を調整する場合があります。講義コード11B8123401授業形態講義科目名漢文学講読2/東洋古典文学講読2履修前提条件授業の目的到達目標・漢文訓読の方法を理解し、句点文(返り点・送りがなのない文)を訓読することができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法発表担当時の発表内容(50%)、授業時の貢献度・発言回数(50%)フィードバックの内容発表や発言の折にコメントを行う。教科書『庚巳編・客坐贅語』陸粲・顧起元(中華書局)1987年、『漢文を基礎から学ぶ』中川諭(東方書店)2023年指定図書参考書教員からのお知らせ教材はプリントを配布します。毎時間必ず漢和辞典を持参してください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容毎回指定された範囲の文章を書き下し文に直し、現代語訳をした上で授業に出席する。授業中に担当者が発表を行い、それ実践的な教育内容その他漢文訓読の基礎を修得していることを前提に授業を進めます。返り点・送りがなのついていない文章を読んでいきます。漢   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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