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ン※近年新たに「発見」された『源氏物語』「若紫」巻を実際に読んでみる、あるいは、大学所蔵の写本を実践的に読んでみる。具体的には授業で説明します。この授業では、明治期以降に書かれた日本の「怖い」話を精読します。それぞれの物語は、なぜ「怖い」のでしょうか。その「怖さ」は、どのような言葉によって生み出されているのでしょうか。諸外国の文学作品も視野に入れながら、日本近代文学に描かれる「怖さ」について考えます。1.授業で紹介する作家や作品に関する基本的な事柄を理解する。2.授業で学んだ内容を踏まえて、テキストを客観的に分析することができる。3.自身が分析したり、調査したりした事柄について、論理的で説得力のあるレポートを書くことができる。課題のテキストを事前に読んでから、授業に出席してください。本授業の準備学習・復習時間は、学期を通して60時間程度を標準とします。【第1回】イントロダクション【第2回】上田秋成『雨月物語』【第3回】夢野久作「卵」【第4回】江戸川乱歩「押絵と旅する男」【第5回】夏目漱石「夢十夜」【第6回】小泉八雲「屍に乗る男」【第7回】小泉八雲「破約」【第8回】小泉八雲「守られた約束」【第9回】小川未明「過ぎた春の記憶」【第10回】久生十蘭「骨仏」【第11回】芥川龍之介「妙な話」【第12回】岡本綺堂「蟹」【第13回】まとめ以下の配分を目安にして、総合的に評価します。・授業への参加度 40%・期末レポート 60%日本の長きにわたる豊かな写本・書物文化に触れること、変体がなで書かれた古典の写本(主として平安文学)を読めるようになること、各作品の内容を読解することを目的とします。古典文学の歴史をたどりつつ、各作品の成立や享受の知識、伝来する写本・書物についての知識も身につけます。授業の最後には、テキスト以外の写本を自分自身で読めるようになることを目標とします。変体がなの読み方を身に付けることができる。古典文学の歴史についての知識を身に付けることができる。各作品の内容を読解することができる。日本の写本・書物の文化について理解を深めることができる。合計60時間の学修をおこなうこと。テキストの指定された範囲を各自で読解し、授業に臨んでください(30時間)。授業で答え合わせを行った後、各自で間違えたところの見直しや本文の読み返しをしてください(30時間)。【第1回】ガイダンス【第2回】変体がなとは何か・字母を覚えよう【第3回】竹取物語を変体がなで読む【第4回】伊勢物語を変体がなで読む【第5回】土左日記を変体がなで読む【第6回】枕草子を変体がなで読む【第7回】源氏物語を変体がなで読む【第13回】全体のまとめン※スケジュールは予定です。進度や受講者の理解度に応じて調整する可能性があります。となります。します。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無なし備考川澄 亜岐子山中 悠希第1期第2期【第8回】更級日記を変体がなで読む【第9回】新出『源氏物語』「若紫」巻について【第10回】~【第12回】写本を読む― 305 ―講義コード11B8122601授業形態講義科目名日本文学講読6履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容課題などは、その都度、クラス全体に向けて講評します。教科書『文豪たちが書いた怖い名作短編集』彩図社文芸部編(彩図社)2013指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー随時、受け付けます。メール等でご相談ください。アクティブ・ラーニングの内容この授業は、原則として講義形式で進めますが、受講生は課題やディスカッションなどを求められることがあります。実践的な教育内容その他クラスの規模や受講生の興味に合わせて、取り上げる作品や授業の進め方を調整する場合があります。講義コード11B8122701授業形態講義科目名日本文学特講1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み・積極的な質問の提出(50%)、課題提出(授業内でのテキスト実践箇所発表を含む)(50%)フィードバックの内容課題へのフィードバックを授業時に適宜行います。教科書『変体がなで読む日本の古典』田代圭一・山中悠希・和田琢磨(新典社)2016指定図書参考書教員からのお知らせ授業開始までに必ずテキスト(『変体がなで読む日本の古典』)を購入しておいてください。最終的な成績評価の際にも必要オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。メール対応については授業内にて指示アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習、教員からのフィードバックによる振り返り実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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