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― 299 ―近世の散文作品を年代順に講読することを通して、近世文学史の特色を理解する。高等学校までの古典学習であまり触れることのなかった近世文学に興味を持ってもらう。変体仮名に親しむ。近世散文の各ジャンルに関する基本的知識を獲得し、説明できるようになる。文学史の展開を、作品の内容に即して考えられるようになる。近世文学の諸作品に、自分なりの興味で向き合うことができるようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業で言及される作品は、なるべく実際に自分で読むこと。近世の散文作品に関する参考図書を、自分の興味にしたがって多く読むこと。【第1回】概説:近世文学の成立と特色【第2回】変体仮名について・仮名草子『仁勢物語』初段【第3回】仮名草子:『伽婢子』序文・巻三の三「牡丹燈籠」【第4回】仮名草子:『伽婢子』巻三の三「牡丹燈籠」【第5回】浮世草子:『好色一代男』巻一の一「けした所が恋はじめ」【第6回】浮世草子:『好色一代男』巻四の二「形見の水ぐし」【第7回】黄表紙:『金々先生栄花夢』上巻【第8回】黄表紙:『金々先生栄花夢』下巻【第9回】洒落本:『傾城買四十八手』より「しつぽりとした手」、他【第10回】人情本・滑稽本:『春色梅児誉美』『東海道中膝栗毛』より、ごく一部を抜粋【第11回】読本:『雨月物語』序文・巻之一「白峯」【第12回】読本:『雨月物語』巻之一「白峯」・読本:『椿説弓張月』より、ごく一部を抜粋【第13回】まとめ:『竪琴草紙』より、ごく一部を抜粋・試験ン※授業内容は多少前後することがある。ン※原本の影印・画像を適宜参照することで、変体仮名や崩し字に親しむ。期末試験:40%ます。抽 選 の 有 無なし備考伊藤 善隆第1期講義コード11B8121201授業形態講義科目名日本古典文学史4履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み(参加姿勢、知識の習得、課題など):60%フィードバックの内容提出された課題や質問等に対して、随時フィードバックを行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせなお、授業内容や順序に多少の変更が生じる可能性もあります。ご諒解下さい。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、主に「掲示版」(オンライン授業)とメールにて対応します。メールの宛先は授業内で提示しアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期 

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