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― 297 ―漢文訓読の基礎。高等学校の「言語文化」・「古典探究」において古典漢文の学習はある程度行われているものの、必ずしも十分な漢文読解能力を修得できているとは限らない。本授業では、漢文訓読の基礎を、返り点・送りがなのレベルから改めて学習し直し、漢文訓読の基礎を身につけることを目的とする。・漢文訓読の基礎と方法を理解することができる。・返り点・送りがなのついている文章を十分に読むことができる。・返り点・送りがなのついていない文章は、辞書を使って読むことができる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。テキストに記された資料を自らもう一度書き下し文に直して、漢文訓読の練習を行うこと。【第1回】1.漢文とは何か 2,漢文の基本的なルール、漢文についての言葉の説明【第2回】3-1.返り点(レ点、一二点、上下点)【第3回】3-2.返り点(複数の返り点の組み合わせ)【第4回】4-1.書き下し文(書き下し文のルール)【第5回】4-2.書き下し文(訓点文を書き下し文に直す練習)【第6回】5.再読文字【第7回】6-1.漢文の文法(二字熟語から漢文の文法を考える)【第8回】6-2.漢文の文法(漢文の文法各論【第9回】7-1.基本句形(否定・禁止・可能・疑問・反語・使役)【第10回】7-2.基本句形(受身・比較・課程・限定・比況・希望・抑揚・詠嘆)【第11回】8-1.句点文の読み方(二字の言葉、三~五文字の文章)【第12回】8-2.句点文の読み方(返り点・送りがなのない短い文章を読む)【第13回】全体のまとめ中国古典小説史を概説する。私たちは「小説」という言葉を、何の疑いもなく普段から文学の一ジャンルとして使っている。しかし「小説」という言葉はたいへん奇妙である。なぜ「小」という言葉が入っているのか。これらの疑問は、もともと中国語で「小説」がいかなる意味だったのかを知ることで分かってくる。歴代の中国古典小説を概説することをとおして、「小説」という言葉の意味を考えていく。合わせて漢文訓読の練習も行う。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考中川 諭中川 諭第1期第2期講義コード11B8120501授業形態講義科目名漢文学概論1/東洋古典文学概論1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験(50%)、授業への取り組み姿勢・漢文訓読の発表(50%)フィードバックの内容漢文訓読について、発表ごとに講評を行う。教科書『漢文を基礎から学ぶ』中川諭(東方書店)2023年指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容漢文講読の各項目についての説明の後、練習問題を解き、発表する。実践的な教育内容その他講義コード11B8120601授業形態講義科目名漢文学概論2/東洋古典文学概論2履修前提条件授業の目的到達目標・中国古典小説の概要を理解することができる。・漢文訓読の基礎と方法を理解することができる。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。各回の授業で取り上げた文学作品について、配付資料に記された資料授業外学修時間数を自らもう一度書き下し文に直して、漢文訓読の練習を行うこと。【第1回】「小説」の本義【第2回】漢代の「小説」【第3回】志怪小説と志人小説【第4回】唐代伝奇【第5回】瓦子の勾欄【第6回】平話と話本【第7回】元代の戯曲【第8回】白話小説の成立【第9回】明代の文言小説【第10回】明代後期の白話小説【第11回】清代の白話小説【第12回】清代の文言小説【第13回】全体のまとめ授業計画成績評価の方法期末試験(70%)、授業内発表・訓読の練習(30%)フィードバックの内容授業内の発表に対し、添削・コメントを行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ教科書は特に用いません。毎回の授業で資料を配付します。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容授業内で関連資料の漢文訓読の練習を行う。実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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