メディアを介して発生する様々な集合行動現象を「ディズニーランド」という「装置」を分析しながら学んでいきます。われわれが、なぜ単なる遊園地に過ぎないディズニーランドに、そしてディズニーの世界に入り込んでいってしまうのかを理論的に考えていきます。また、ディズニーの受容についての日米の比較も展開します。扱う中心の題材はディズニーですが、あくまでそれは集合行動と情報行動、若者文化そしてこれらへのメディアによる影響を学ぶための装置にすぎません。皆さんには提示した概念や用語、考え方を利用して社会現象を分析してもらえるようになるのが目標です。その達成レベルについては最終的に提出されたレポートで評価していきます。ディズニー以外でも授業進行中に発生した社会現象などを取り上げることがあります。これについて文書にてコメントを求めることもあり、その際には課題となります。また、授業内容の理解を深めるために、事前に教科書を読んでおいてください。授業外に60時間以上の学修を行うこと。【第1回】イントロダクション:東京ディズニーリゾートはなんかヘン?、メディア、メディアはメッセージ【第2回】集合行動の概念:群集、テクスト/コンテクスト、【第3回】集合行動の概念:大衆、想像の共同体、自己【第4回】集合行動の概念:分衆、オタク【第5回】ディズニーランドと日本人(~1980年まで。ディ【第6回】パークコンセプト①:テーマパークとファミリー【第7回】パークコンセプト②:S.C.I.S.E、感情労働トはそのまま出席としてただし出席自体は「足切り」用なので、成績の優劣それ自体には影響しません。『ディズニー化する社会』A.ブライマン(明石書店)2008、『劇場型社会の構造』新井克弥(青弓社)2009、『ディズニーラ参考書ンドという聖地』能登路雅子(岩波新書)1990、『観光が世界をつくる』須藤廣他編(明石書店)2023、『メディア・リミックス』谷島貫太他編(ミネルヴァ書房)2023、『創造の狂気 ウォルト・ディズニー』N.ゲイブラー(ダイヤモンド社)2007教員からのお知らせ私のブログ「勝手にメディア社会論」(https://profile.ameba.jp/me)はレポート執筆の参考となりますので、チェックしてオフィスアワーメール(katsuya@kanto-gakuin.ac.jp)でお問い合わせください。アクティブ・ラーニングの内容リアクションペーパーの内容について、次の回にいくつか取りあげ、解説します。実践的な教育内容その他いただければ幸いです。絶対化/相対化、即自/対自ズニーというゆりかごのなかで)エンターテイメント抽 選 の 有 無あり備考【第8回】テーマパークの本質①:情報圧によるめまい【第9回】テーマパークの本質①:情報圧によるめまい【第10回】テーマ性の崩壊(パレードを例に)ジャパン・オ【第11回】ディズニー化する社会、脱ディズニー化するTDR、日本の伝統文化を踏襲するTDR(積分文化と微分文化)【第12回】アメリカ人にとってディズニーランドとは何か(ゲ【第13回】宗教とディズニーランド新井 克弥リジナル化するTDR(アキバ化、ドンキ化)ストの日米比較)第1期― 241 ―講義コード11B7131101授業形態講義科目名集合行動論履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポートとおよびリコメントへの書き込み(ネット登録)を参考に、100%で評価します。リアクションペーパーへのコメンフィードバックの内容コメントについては、いくつかをピックアップし、次の講義時間に説明します。教科書『ディズニーランドの社会学:脱ディズニー化するTDR』新井克弥(青弓社)2016指定図書 担 当 教 員 開 講 期
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