数理社会学は社会現象を数理的に記述し分析する。本講ではその一分野であるマルチエージェント・シミュレーションを取り上げる。授業では様々な相互作用が織りなす創発現象に注目し、「その数理モデル構築とプログラム作成/シミュレーションの実行と解釈・検討」を受講者自ら体験してもらう。なお、プログラミング経験は問わないが、数Ⅰ程度の数学は前提とする。・社会現象に対する数理学的モデルの構築方法。・マルチエージェントの考え方の理解。・相互作用、創発現象、均衡状態の理解。・シミュレーションによる評価方法の理解。・プログラミングの基本習得。授業外学修(復習・課題解法・予習)に通算60時間以上取り組むこと.【第1回】マルチエージェント・シミュレーションの実例と社会学【第2回】広場モデルのシミュレーション演習(その1)【第3回】広場モデルのシミュレーション演習(その2)【第4回】ロトカ-ボルテラ生態系モデルのシミュレーション演習(その1)【第5回】ロトカ-ボルテラ生態系モデルのシミュレーション演習(その2)【第6回】シェリングの分居モデルのシミュレーション演習(その1)【第7回】シェリングの分居モデルのシミュレーション演習(その2)【第8回】ウィルス感染モデルのシミュレーション演習(その1)【第9回】ウィルス感染モデルのシミュレーション演習(その2)【第10回】カップル形成モデルのシミュレーション演習(その1)【第11回】カップル形成モデルのシミュレーション演習(その2)【第12回】蟻の幼虫収集モデルのシミュレーション演習【第13回】シミュレーション・プログラム作成演習平常点40%、演習得点60%。LMS等でも掲示する。ルを作成・実行・観察する実習形式の授業なので、受講生には能動的な取組みを期待する。なお、授業に反映すべくリアクションペーパーをOpenLMS等を介して毎回記載してもらう。抽 選 の 有 無あり備考友永 昌治第2期― 240 ―講義コード11B7131001授業形態講義科目名数理社会学履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法ほぼ毎回、演習結果を提出してもらう。提出したか否かを平常点、その内容を演習得点とする。フィードバックの内容授業資料配布,リアクションペーパー回答、課題提示、演習解答、振返、その他連絡等については授業時対応する外、Open-教科書指定図書参考書『コンピュータの中の人工社会』山影進・服部正太(共立出版)2002、『人工社会構築指南』山影進(書籍工房早山)2011教員からのお知らせ毎回の授業資料・内容・その他連絡事項についてはOpenLMS等に掲示またはアップする。紙媒体資料は配布しない。モデオフィスアワー授業中に質問・相談の時間を設ける外、OpenLMS等またはメールでも対応する。メールアドレスは授業時に提示。アクティブ・ラーニングの内容社会現象の数理モデルを構想し、それをシミュレーションにより検証する故、それ自体が発見型・問題解決型学習といえる。実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期
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