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― 14 ―1980年代からの長年に渡る出版社勤務において月刊スキーグラフィック副編集長とベースボール・マガジン社の月刊スキーイングマガジン編集長としての実務経験において、選手の取材と記事の作成や写真撮影に至るまで、編集企画立案から営業活動、広告タイアップなどをこなし、出版と販売に寄与していた。これら全般の表現について「校正」の基礎技術から校了まで、現場の奥義および実践に応じた講義内容です。書店に並ぶ雑誌と純文学そして横書き構文がベースとなるWEB用の文章、日本の古典文芸に接しながら、その文章の抑揚とバランスとリズムなどを身に付けよう。基本的な文章力を向上させたいのであれば受講をお勧めします。さらに出版社および新聞記者やスポーツライター(野球とサッカー、ラグビー他)などを志望する学生はその力が、大いに養成できます。授業外学習では、フリーレポートの作成に集中しましょう。また好みの作家の古典純文学を読みこなし、それに加えて新聞雑誌の広告物について自分の考えを持つこと。これらを総じて60時間ほどこなしてみることです。その積み重ねで実力がつきます。【第1回】「校正」総論と書き方【第2回】「校正」基本①雑誌文化【第3回】「校正」基本②新聞文化【第4回】「校正」風土と故郷について【第5回】課題制作「風土と故郷」【第6回】純文学「太宰治と津軽弁」【第7回】純文学「太宰治と紀行文」ン→毎回の講義題材は配布する資料において、雑誌記事と新聞記事および一般ニュースやスポーツのHPページなどを取り上げます。ン→講義内において2回の課題制作を実施。この課題については講義内で詳しく解説します。テーマを伝えて書こうとする意欲を向上させます。ロボット』星新一、『ぼっこちゃん』星新一、『なんとなくクリスタル』田中康夫その感受性が豊かな学生時代に、古典文学と地域風土との合致に慈しみを有した太宰治を筆頭に幾多の文学作品そして新聞記事から雑誌記事まで、および情報が早いWEB記事などから選択、これに学生各々の個性を加えて制作していく文章表現力、これを育成します。『レイアウト』では効果ある写真のトリミングなどの『写真校正』と『イラスト校正』、また文章制作においてバランスの良いタイトルとリード、写真キャプションについての基礎知識。さらに文章構成から文字校正、最終作業の校了まで、広範囲において文章作成とWEB文章展開の基礎技術を学ぶことができます。月刊誌の編集長として出版経験を有し、その後はフォトグラファーとスポーツライターとしてスキージャンプW杯の取材撮影に冬には欧州各国を訪問。記事と写真は北海道新聞、時事通信、スポーツニッポンおよびスキー月刊誌やNumberなどに掲載されてい、ました。それらに基づく経験と実践を活かした講義内容です。既存のトップクラスの書き手や作家および有能で気品ある最前線の編集者をめざすことを目標にします。これまであまり書き慣れていない学生は書くことが楽しくなり、そのレベルが著しく向上。もともとハイレベルな文章技術を有する学生は、とことん筆力がつきます。抽 選 の 有 無あり備考岩瀬 孝文第1期講義コード11B4131601授業形態講義科目名校正1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法課題制作と定期試験60%、課題の提出とフィードバック20%、フリーレポート提出20%で総合的に評価します。フィードバックの内容毎回の課題において内容ある作品について解説します。またフリーレポートとしては、それぞれ希望する学生と対話を重ね、教科書指定図書『津軽』太宰治、『走れメロス』太宰治、『斜陽』太宰治、『銀河鉄道の夜』宮沢賢治、『雨ニモマケズ』宮沢賢治、『気まぐれ参考書教員からのお知らせオフィスアワー講義に関する質問や相談と、書き方についての簡潔な指導は講義後に教室にて行います。アクティブ・ラーニングの内容実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期 【第8回】太宰治と木造町こもひ街路【第9回】写真表現と校正【第10回】レイアウトと校正【第11回】AIと校正について【第12回】「校正」基礎技術まとめ【第13回】課題制作(授業内評価)ン

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