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― 223 ―この講義の主な目的は、量的データの分析方法の習得です。1変数・2変数・3変数の統計的分析の方法を、表計算ソフトを操作しながら学んでいきます。また相関と因果、擬似相関などの基礎概念についても講義します。さらに、テキストデータの分析方法、統計的検定の基礎など、関連するトピックも適宜取り扱います。『動かして学ぶ! はじめてのテキストマイニング』樋口耕一・中村康則・周景龍(ナカニシヤ出版)2022本授業の目的は、統計学における多変量解析の基礎を身につけることである。実際の社会調査データの分析例を通じて、多変量解析の各手法の特徴や特性を実践的に理解できるようにする。また、多変量解析の知識・手法を習得することを通じて、既存研究の分析結果を適切に読み取り、その研究の良し悪しを判断できるデータリテラシー能力の習得を目指す。なお、本講義は初歩的な統計学を学習済みであることを前提とする。本授業の到達目標は以下の3点である。(1)多変量解析の各手法の特徴や性質を理解する。(2)データや変数の性質に合わせた適切な多変量解析の手法を考えることができる。(3)既存研究の多変量解析の結果を正しく読み取ることができる。この科目では、60時間以上の授業外学習を行うこと。授業外学習では、予習・復習や課題に取り組むこと。【第1回】イントロダクション【第2回】多変量解析の基本①【第3回】多変量解析の基本②【第4回】多変量解析の基本③【第5回】重回帰分析①【第6回】重回帰分析②【第7回】重回帰分析③【第8回】重回帰分析④【第9回】統計モデルの考え方【第10回】二項ロジスティック回帰分析【第11回】ログリニア分析【第12回】因子分析【第13回】まとめイブラリ内のマニュアルを参照)。田端 章明谷岡 謙第2期第2期講義コード11B7120706授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名調査データ処理F履修前提条件授業の目的到達目標調査データと分析目的に適した方法を正しく選んで分析し、結果を正しく解釈し、わかりやすく表現できるようになること、これがこの授業の到達目標です。この科目では単位取得のために60時間以上の授業外学修が必要となります。具体的には、授業中に指示した作業が時間内に授業外学修内容・終わらなかったときには、授業時間外に作業を進めておくことが必要です。授業外学修時間数作業をサボっていると授業内課題で苦労するので、お気をつけください。【第1回】イントロダクション:表計算ソフトの基礎的な操作方法【第2回】1変数の分析(1)代表値と散布度【第3回】1変数の分析(2)標準化得点と変動係数【第4回】2変数の分析(1)相関関係・因果関係・共変関係【第5回】2変数の分析(2)相関係数と回帰分析【第6回】2変数の分析(3)2×2のクロス表の関連性指標【第7回】2変数の分析(4)2×2より大きなクロス表の関連性指標【第8回】3変数の分析(1)第三変数とエラボレーション【第9回】3変数の分析(2)多重クロス表と偏相関係数【第10回】統計的検定:検定の考え方、カイ2乗検定の手順と解釈【第11回】質的データ:量的データとの使い分けとマルチメソッド【第12回】公開データの集め方とまとめ方【第13回】総合演習授業計画成績評価の方法授業への参加度(20%)、授業内課題(80%)で総合的に評価します。授業内課題は4回実施する予定です。フィードバックの内容授業内課題に対するフィードバックは、課題の翌週の授業で行います。教科書指定図書参考書『社会調査法入門』盛山和夫(有斐閣)2005、『社会調査のための統計データ分析』廣瀬毅士・寺島拓幸(オーム社)2010、教員からのお知らせ欠席した回の授業内容については、自主的にフォローアップするようにしてください。オフィスアワーこの授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り実践的な教育内容その他講義コード11B7120801授業形態講義科目名社会統計履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(40%)、課題(60%)フィードバックの内容課題に対する講評を授業内やTeamsにて行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業の前後の時間や、Teamsのチャット機能で受付けます(利用方法はポータルサイト、ラアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り実践的な教育内容その他備考抽 選 の 有 無なし備考   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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