― 216 ―社会の中で生じた事象を把握する手段として、社会調査が行われる。社会調査には、データを収集する技術だけでなく、既存資料の収集・検討し、分析する技術も必要となる。本実習では、社会調査の中でも、量的調査(質問紙調査)を用いた統計的な調査の基礎的な知識や技術を習得することを目的とする。グループ作業を通じ、各グループの問題意識に基づく調査企画、仮説設定、調査票作成、調査の実施調査結果の分析といった社会調査の一連の基礎的知識や技術を習得することを目指す。到達目標社会調査(量的調査)の手法を理解し、手法に則った企画から分析、報告書作成までの社会調査にかかる一連の基礎的知識や技術を習得することが出来る。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。社会調査(量的調査)の一連の基礎的知識や技術を習得するため、多授業外学修時間数くの時間外学修時間が必要となる。【第1回】イントロダクション(社会調査とは、定量調査と【第2回】定量調査の種類とサンプリング方法【第3回】仮説の構築(仮説構築の方法と仮説から調査項目【第4回】調査票の設計1(標本抽出)【第5回】調査票の設計2(調査票作成時の態度と留意事項)【第6回】調査票の設計3(質問文・回答選択肢の設計)【第7回】調査の実施課題の提出(100%)課題に不正な点が見受けられた場合は、その課題について無効とすることがあります。なお、最終課題については、不正な点が見受けられた場合、当該授業の単位を認定しません。また、すべての課題について締め切りを設けています。締め切り以後提出した場合、その課題について無効とします。成績評価は、立正大学成績評価基準に従います。握は十分に行っておいてください。担当のメールアドレスは、mass.comm.2000@gmail.comとなります。本科目は、社会調査を行うための企画設計から実査、データの集計と分析などの実践的スキルを学ぶことを目的とする。具体的には調査票調査の基礎的な技術の習得のため、調査企画とその設計、調査目的にあわせた技法の選択、仮説構成、調査票づくり、調査対象の選び出し方、実査の方法、調査データの集計と分析、調査結果のまとめ方について扱う。授業外学修では、授業計画で明示されている項目について参考にすべき文献・資料があれば自主的に読み進めておくこと。その学修時間としては60時間以上を目安とする。【第1回】社会調査とは / 調査の企画・設計【第2回】調査課題へのアプローチと仮説構成【第3回】調査票をつくる①(作業プロセス、質問文の作り方)【第4回】調査票をつくる②(回答選択肢などの作り方、尺度)【第5回】調査票をつくる③(調査票の構成)【第6回】調査対象を選ぶ①(サンプリングとは)【第7回】調査対象を選ぶ②(サンプリングの諸方法)【第8回】調査対象を選ぶ③(標本数と誤差)【第9回】実査を行う(実査の方法、調査票の配布と回収法)【第10回】調査データを整理する(エディティング、コーディング、データ入力、データクリーニング)【第11回】調査データを集計・分析する①(単純集計、クロス集計)【第12回】調査データを集計・分析する②(仮説の検証、統計的検定)【第13回】調査結果をまとめる成績評価にあたっては、到達目標に記載された内容の習得度を評価基準とする。A・B・C・D科目対応』篠原清夫ほか(弘文堂)2010年定性調査)への展開)抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第8回】データ入力1(集計計画の作成)【第9回】データ入力2(調査票のエディティングおよびデー川上 孝之タクリーニング)【第10回】入力データの修正【第11回】基本的な集計(単純集計、クロス集計)【第12回】分析および報告書の作成【第13回】報告書の完成川島 安博第1期第1期講義コード11B7120601授業形態実習科目名基礎調査実習A履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法フィードバックの内容提出物の内容を添削する方法で実施する。教科書『新・社会調査へのアプローチ(第2版)』大谷信介ほか編著(ミネルヴァ書房)2013年指定図書特になし。参考書必要に応じて紹介する。教員からのお知らせ実習形式の講義になりますので、出席も重視します。また、グループワークを行いますので、意思統一や作業分担などの把オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、基本的にその場で、授業時間以外は、メールにて実施する。アクティブ・ラーニングの内容一部の回で実習形式の授業を実施する予定です。実践的な教育内容その他講義コード11B7120602授業形態実習科目名基礎調査実習B履修前提条件授業の目的到達目標社会調査(調査票調査)を行うための企画設計から調査結果のまとめまでの基礎的な技術を習得する。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢(10%)、レポートを含む課題提出(60%)、期末試験(30%)で評価する。フィードバックの内容必要に応じて授業内もしくはLMSを介して行う。教科書指定図書参考書『最新・社会調査へのアプローチ-論理と方法-』大谷信介ほか(ミネルヴァ書房)2023年、『社会調査の基礎-社会調査士教員からのお知らせオフィスアワー本科目に関する質問・相談は、授業前後もしくはLMSを介して受けつける。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業外学習、実習、グループ・ワーク実践的な教育内容その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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