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1― 168 ―美術史は美術を研究対象とする学問で、地域(西洋・東洋等)・時代(古代・中世等)・ジャンル(絵画・彫刻等)によって専門分野に分かれる。この授業では、日本の近世・近代(安土桃山時代~明治初頭)の絵画、特に浮世絵を中心とした美術を講義する。日本を中心とするが近隣諸国やヨーロッパとの関係、絵画を主とし彫刻や工芸の諸ジャンル、また浮世絵から現代アートについても触れ、バランスのとれた基礎知識の付与を目的とする。パワーポイントで作品の画像を示しながら説明する講義形式で、「ものを見る力」つまり観察力を養うことができる。また、授業ごとのアンケートないし小テストに回答することで、知識の習得の確認や、思考力や言語能力を向上することができる。最終的に日本の文化・芸術について説明できることを目標とする。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業で受けた小テストの結果や配布プリントを見直し、十分に理解できているか、どの点がわからなかったかを明確にする目的で復習すること。また、授業で紹介した展覧会の見学や美術番組の視聴もできるだけ行い、より理解を深め、実物を見る目を養ってほしい。【第1回】ガイダンス/美術史学の基礎/【第2回】安土桃山の巨匠永徳・等伯【第3回】江戸の美術の誕生-狩野探幽【第4回】琳派の絵師と世紀末ウィーン芸術【第5回】海外からの影響(1)中国-大雅と蕪村【第6回】京の奇想画家若冲・蕭白【第7回】海外からの影響(2)オランダ-秋田蘭画授業中の小テスト13回(40%)、期末試験(50%)、および授業への取り組み姿勢(10%)による。期末試験では、設問に対して、適切な答えを自身の言葉で論述できることを目的とする。授業への取り組み姿勢は、授業内で出した課題や発問に取り組むことを評価基準とする。『増補新装カラー版日本美術史』辻惟雄(美術出版社)2003、『奇想の系譜-又兵衛-国芳(ちくま学芸文庫)』辻惟雄(筑参考書摩書房)2004、『カラー版浮世絵の歴史』小林忠(美術出版社)1998、『THE北斎冨嶽三十六景ARTBOX』すみだ北斎美術館(奥田敦子)(講談社)2020教員からのお知らせ授業内容にかかる質問への挙手・回答、作図等のワークなどに参加する学生のみ受講すること。また受講生には、本講義でオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業時間後、次の授業に支障のない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容授業内での発問や挙手での問いかけによる意見表明や共有。能動的な授業外学習。実践的な教育内容その他取り上げる美術への関心を持ち、展覧会に足を運び、美術番組を視聴するなどしてほしい。私たちが生活のなかで当たり前だと思っているさまざまな習慣や文化には、どのような意味があり、伝承されてきたのであろうか。民俗学はそのような、世代を超えて繰り返し伝承されてきた習慣や事象に対する関心や疑問を解明する学問である。「民俗学1」では、民俗学の基礎的な理論を紹介しながら、学問の目的や研究方法などを説明する。そのなかから身近な民俗文化に注目し、その意味や変遷を講義する。①「民俗学」と「民族学」の違い、および「民俗学」の概要を自分の言葉で説明することができる。②民俗学に関する基礎的な方法論を理解する。③自分たちの生活のなかに民俗事象を見いだし、その意味や社会的役割を理解、説明することができる。各回のテーマに関連する内容について、毎回インターネットや参考図書などで予習復習を行うこととし、課せられた課題レポートなどの提出物の作成・準備と合わせ、授業外で計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス 身近な民俗事象について【第2回】民俗学とは何か(1)民俗学と民族学、民俗学の定義【第3回】民俗学とは何か(2)日本民俗学の成立【第4回】民俗学とは何か(3)日本民俗学史(柳田國男と民俗学)【第5回】民俗学とは何か(4)民俗学の研究方法【第6回】さまざまな縁をめぐる民俗【第7回】身体をめぐる民俗【第8回】人の一生(1)人生をめぐる民俗【第9回】人の一生(2)産育儀礼【第10回】人の一生(3)成年・結婚【第11回】人の一生(4)年祝い【第12回】人の一生(5)死と葬送【第13回】授業の総括学』福田アジオ責任編集(ミネルヴァ書房)2015、『日本民俗学の萌芽と生成』板橋春夫(七月社)2023授業の進捗状況や理解度などで、授業計画の順番が変わる可能性がある。意見を共有し、解説や補足を交えて前回の授業を振り返る。安土桃山時代の美の特色抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第8回】浮世絵の誕生【第9回】浮世絵・美人絵の歴史【第10回】浮世絵・役者絵の歴史【第11回】浮世絵・名所絵の歴史と冨嶽三十六景-現代に続くグレートウェーブ-【第12回】浮世絵がヨーロッパへ与えた影響【第13回】江戸の妖怪絵奥田 敦子加藤 紫識第2期第1期講義コード11B6138401授業形態講義科目名美術史2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容授業で実施した小テスト等の結果発表と解説を、翌週の授業の冒頭で行う。教科書指定図書講義コード11B6138501授業形態講義科目名民俗学1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験50%、授業内提出物(レポートおよびリアクションペーパーの内容)50%で評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーや課題に対する質問や意見のフィードバックは翌週の授業内にて行う。教科書指定図書参考書『柳田国男全集』(ちくま書房)1997、『はじめて学ぶ民俗学』市川秀之ほか編(ミネルヴァ書房)2015、『知って役立つ民俗教員からのお知らせ特定の教科書は使用せず、毎回資料を提示する。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容毎回の授業後に学修支援ツールを用いて意見や質問を書いたリアクションペーパーを提出する。翌週の授業内で寄せられた実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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