講義コード11B6133901授業形態講義科目名西洋史特講3履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法授業への取り組み姿勢・リアクションペーパー(40%)、期末試験(60%)で総合的に評価する。フィードバックの内容教科書指定図書参考書『新しく学ぶフランス史』平野千果子(ミネルヴァ書房)2019教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッションなど実践的な教育内容その他講義コード11B6134001授業形態講義科目名西洋史特講4履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業中への取り組み姿勢・リアクションペーパー(40%)および期末レポート(60%)から総合的に評価する。フィードバックの内容教科書指定図書参考書『十字架と三色旗』谷川稔(岩波書店)2015、『エリート教育』橋本伸也ほか(ミネルヴァ書房)2001、『私立学校からみる近教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習、グループ・ディスカッションなど実践的な教育内容その他「自由・平等・博愛」「一にして不可分の共和国」。大革命期に登場し、現在でも政治家や知識人によって繰り返し強調されるこれらの原理は、フランスにおいて国民国家の基礎となる様々な制度を生み出すと同時に、社会の現実(階層・性・宗教・地方間格差)を前に鍛えられてきた(もしくは「限界」を知った)。この授業では、18世紀末から20世紀のフランスを対象に国民国家の構築と変容の過程を宗教、ジェンダー、植民地の問題を軸に考察する。到達目標授業を通して、受講生はフランス近現代史に関する知識を習得すると同時に、近代国家の形成過程の具体例を学びながら、授業外学修内容・授業外学修時間数社会と国家の関係を考察する歴史的視座を獲得する。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。授業外学修では、授業中に指示する参考文献の該当箇所を読み予習などを行うこと。【第1回】イントロダクション、国民国家とはなにか【第2回】フランス革命とナポレオンの時代(1)-習俗の革命と非キリスト教化【第3回】フランス革命とナポレオンの時代(2)-女性からみた革命【第4回】フランス革命とナポレオンの時代(3)-植民地と奴隷制【第5回】19世紀の様々なフランス(1)-自由と平等をめぐる政治文化の変容【第6回】19世紀の様々なフランス(2)-植民地と対外関係【第7回】19世紀の様々なフランス(3)-カトリック復興とジェンダー【第8回】国民国家の構築と変容(1)-言語と教育、国民統合【第9回】国民国家の構築と変容(2)-「フェミニズム」の台頭と共和国【第10回】国民国家の構築と変容(3)-宗教、ユダヤ人、社会的格差【第11回】国民国家の構築と変容(4)-移民と外国人【第12回】現代フランスの諸問題-記憶と歴史家、歴史教育【第13回】総括、ディスカッション学校教育は近代の産物である。いまの日本では誰もが学校にいくことが「当たり前」とされるが、こうした社会は普遍的なものではない。学校とは何なのか。どのような思想・イデオロギーを背景にどのような時代状況の中で作り出されてきたのか。本講義では18世紀から20世紀までのフランスをフィールドとし、学校教育をめぐる権力闘争、学校を通じて生み出され再生産される社会規範や価値観、国民としての意識の有りようなどを考察する。フランス近現代史に関する知識を獲得し、フランスという国民国家の特殊性を理解しつつ、近現代の世界の見る一つの知的な軸を養う。また「教育とは何か」を問う中で、受講生がこれまでに経験してきた自分の教育についても批判的に考えることができようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修をおこなうこと。授業外学修では、授業中に指示する参考文献の該当箇所を読み予習をおこなうこと。【第1回】公教育とは何か-グループ・ディスカッション【第2回】現代フランスの学校教育をめぐる諸問題-機会の平等と格差【第3回】現代フランスの学校教育をめぐる諸問題-ライシテの共和国の今【第4回】アンシアン・レジームの社会と学校【第5回】フランス革命と公教育 その1-人間の再生を目指して【第6回】フランス革命と公教育 その2-エリートによる社会改革を目指して【第7回】ナポレオンと公教育の近代化【第8回】19世紀のエリート教育-エリートとは何か?【第9回】多様な私立学校とフランス社会【第10回】相互教育の展開-子どもが子どもに教える?【第11回】国民国家の形成と小学校の役割-「フランス人」になる【第12回】女子教育からみるフランス社会-ジェンダー規範と学校の役割【第13回】総括、ディスカッション代フランス』前田更子(昭和堂)2009、『新しく学ぶフランス史』平野千果子ほか(ミネルヴァ書房)2019 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 152 ―抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考前田 更子前田 更子第1期第2期
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