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― 145 ―「取次(とりつぎ)」と仮称、その活動に注目し、当時における武家社会の仕組みを捉え直す。2.当該期の中央権力がその支配構造を採用するにいたった時代背景、さらに前後の時代との連関について説明できる。・60時間以上の授業外学習をおこなうこと。下記参考書やOpenLMSに示す概説書などをとおして時代の概要をあらかじめ理解し、さらに授業各回で紹介する文献に接することで復習に努めてもらいたい。・古文書に関わる授業を前もって履修し、基礎知識にふれておくことが望ましい。【第1回】直状と奉書・副状①【第2回】直状と奉書・副状②【第3回】室町幕府①畿内近郊の支配【第4回】室町幕府②諸国への指示・伝達【第5回】室町幕府③東国経営【第6回】戦国大名①領国統治(西国)【第7回】戦国大名②領国統治(東国)・定期試験 48%『日本の歴史12 室町人の精神』桜井英治(講談社)2001、『日本の歴史13 一揆と戦国大名』久留島典子(講談社)2001、『日本の歴史15 織豊政権と江戸幕府』池上裕子(講談社)2002、『日本の中世11 戦国乱世を生きる力』神田千里(中央公論新社)2002、『日本の中世12 村の戦争と平和』坂田聡・榎原雅治・稲葉継陽(中央公論新社)2002、『日本中世の歴史6 戦国大名と一揆』池享(吉川弘文館)2009、『日本中世の歴史7 天下統一から鎖国』堀新(吉川弘文館)2010・事前にOpenLMSにアップロードしたレジュメをもとに講義します。・授業中、参考資料を適宜映写して提示します。・板書はしません。日本近世社会は18世紀後半以降、幕藩領主層の財政窮乏が深刻化し、諸改革が行われた。一方で基礎構造としての農村・農民経営も疲弊し、離村などによる荒廃化が進み、幕府・各藩・各領地で財政再建や農村復興の諸策が試みられた。その一つに二宮尊徳による農村復興事業があり、本授業では他の農村復興と財政再建策とあわせて、尊徳によるその事業を検証し、近世封建社会解体期の領主-農村-農民の実態を学んでいく。授業では歴史史料などを用いながら、近世後期の社会問題を見据えつつ、二宮尊徳らによる領主財政の再建と農村復興事業を検討し、近世封建社会解体期の日本社会の一端を見るとともに、尊徳の復興事業が明治期以降も日本の近代社会に及ぼした影響などについて考察できるようにする。授業内容の復習と歴史的事実を明らかにするための歴史史料や文献などの調査(調べ)に40時間以上、その内容整理(又はレポート作成)に40時間以上、計80時間以上の学修が必要。【第1回】ガイダンス(日本近世封建社会の位置)【第2回】日本近世封建制の成立【第3回】近世封建領主の財政窮乏と農村・農民の疲弊【第4回】二宮尊徳による農村復興事業の始まり【第5回】二宮尊徳の農村復興による年貢と領主財政の制限【第6回】二宮尊徳の指導による治水【第7回】移民の受け入れと新田・荒地の開発【第8回】天保の大飢饉と窮民救済(1)【第9回】天保の大飢饉と窮民救済(2)【第10回】尊徳の復興仕法による利水と農民教化【第11回】尊徳による日光神領の復興事業【第12回】明治政府と尊徳の復興事業の継承【第13回】まとめ(近代日本と尊徳の顕彰)るとともに、できるだけ出された疑問・質問に沿った内容で授業を進めていく。取り組んだか、真剣に積極的に学び、将来に何を伝えていくべきかなどを考える契機にして欲しい。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第8回】戦国大名③領主間交渉【第9回】戦国大名④戦争と和平【第10回】織田政権の取次①畿内近国【第11回】織田政権の取次②大身部将の権限【第11回】豊臣政権の取次①西国【第12回】豊臣政権の取次②東国【第13回】豊臣政権の取次③「天下一統」後戸谷 穂高松尾 公就第2期第2期講義コード11B6130801授業形態講義科目名日本史特講8履修前提条件授業の目的中世後期(主に16世紀)の日本政治史を中心に、A(人・集団・組織)とB(人・集団・組織)との間を仲介する存在Cを到達目標1.最高権力者のみならず、その周辺人物の動向に左右される意思伝達・意思決定のあり方を理解できる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法・授業への取り組み姿勢(リアクションペーパー)52%フィードバックの内容リアクションペーパー等で寄せられた重要な質問には、以降の授業ないし個別に回答していく。教科書指定図書参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容リアクションペーパーを活用します。実践的な教育内容その他講義コード11B6131201授業形態講義科目名日本史特講12履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験又はレポート作成で70%、授業への取り組み姿勢で30%フィードバックの内容授業の内容に関する疑問や意見(感想や意見)は授業時間内にも受け、それに関する私の意見(考え)を授業時間内で伝え教科書『二宮尊徳(人物叢書)』大藤修(吉川弘文館)2015指定図書授業中に指示します参考書授業中に指示する教員からのお知らせ江戸時代中後期に諸問題(政治的・財政的・経済的・身分的・生活的)が噴出する中で、人びとがどう社会の改革・改良にオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業外学習、調査学習、リアル教材など実践的な教育内容その他   担 当 教 員    開 講 期    担 当 教 員    開 講 期 

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