― 137 ―髙村 聰史第1期講義コード11B6124601授業形態講義・実習抽 選 の 有 無なし科目名日本史料講読2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画我々が知る「歴史」は、「史料」から得られた知見が基本です。「史料」と一口に言っても、いわゆる古文書・手紙・公文書・写真・映像・聞き取り・音声など、近現代史の研究には様々な素材が史料として扱われます。こうした史料を紹介しつつ、どんなことが読み取れるか、何が言えるのか、考えていきます。多様な史料から読み取れる、歴史の捉え方は無限だと思います。歴史観もまた同様です。したがって一般的に知られている我々の「歴史」も、もう少し異なる見方ができるかもしれません。この授業を受けることで、通説に対する批判的な視点を身に着けることができるはずです。この科目は、60時間以上の授業外学修を行うことになります。授業外では、課題に取り組むことはもちろん、配布資料を読み直したり、紹介した関連書籍を読むばかりではなく、関連する博物館、資料館や史跡の見学したり、同じくドキュメンタリー番組や映画を観ることも学修だと考えています。【第1回】ガイダンス/「龍馬暗殺」-史料からみる幕末維新(1)【第2回】「龍馬暗殺-史料からみる幕末維新(2)【第3回】「偽官軍」事件と相楽総三-史料から見る幕末維新(3)【第4回】榎本武揚という男-書簡から見る彼の世界観【第5回】「近代化の騎手」鉄道敷設-「絵」と請願書にみる「鉄道熱」【第6回】軍隊のある街-「軍都」誕生とその時代【第7回】西南戦争-公文書にみる最後の内乱【第8回】「絵」と書簡からみる日清日露戦争【第9回】海外移民としての「日本人」-外交文書からみる日本の位置【第10回】膨張する日本-「南進論」とその時代【第11回】開戦-情報戦とプロパガンダ【第12回】敗戦-新しい文化への抵抗と憧憬【第13回】日本復興-オリンピックへの本気度?レポートは5回程度(50%)、授業への取り組み姿勢(50%)で評価します。レポートは自分の言葉で書いて提出してくださ成績評価の方法い、求めているのはオリジナルです!楽しみにしています。授業中、不明な点がある場合は授業後の時間やLMSを使うなど必ず質問してください。積極的な姿勢、期待しています!フィードバックの内容レポート(課題)などの意見や質問などは、次の授業の冒頭で解説するか、あるいはLMSにコメントをアップします。な教科書指定図書参考書『<軍港都市>横須賀』高村聰史(吉川弘文館)2021年教員からのお知らせ教科書・指定図書は特にありません。何かあれば授業時に紹介します。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習など、リアクションに期待しています!実践的な教育内容史料発掘、自治体史編さん、オーラルヒストリー、資料の保存活用、海外調査、遺跡発掘などなど、考古から現代までの様々その他んでも聞いてください。「気づき」があれば共有しましょう。授業計画が変更、前後する場合は授業時にお伝えします。それ以外でもLMSで適宜対応します。史跡巡り、博物館見学など、積極的に行ってください。可能な限りアドバイスします!な経験から、アプローチする。備考 担 当 教 員 開 講 期
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