哲学科講義コード11B5135501授業形態講義科目名美学とは何か履修前提条件授業の目的到達目標・美学(広く哲学)にかかわる基礎的な知識を習得する。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業内の取り組み(各回の振り返り課題含む)60%、学期末レポート(1,000字程度)40%で評価します。フィードバックの内容教科書『美学への手引き』カロル・タロン=ユゴン(上村博訳)(白水社)2015指定図書参考書教員からのお知らせ講義形式を採用しますが、各回の冒頭で課題・リアクションペーパーへのフィードバックを行う等、双方向的な授業運営をオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容学生間の意見共有を目的としたグループ・ワークを適宜実施します。その他 担 当 教 員 開 講 期 ― 87 ―本講義では、カロル・タロン=ユゴン『美学への手引き』を教科書として、美学の歴史やその学問的意義を学び、考えることを試みます。美学とは、美という価値・芸術一般・感性という三つの探究テーマをもつ哲学の一分野です。プラトンやアリストテレスに代表される古代から、学問としての美学が成立した近代、そして「芸術」の定義が問い直された現代まで、各時代の代表的なテクストに触れながら、美学の変遷を辿ります。・芸術文化に関して、美学史の知識を踏まえた見解をもてるようになる。受講生は授業テーマに該当する教科書の記述に目を通してから、授業に参加するようにしてください。授業内で参考文献などを紹介するので、自身の関心に合わせて挑戦してみましょう。そのため、この科目では60時間以上の授業外学修を行うことが望ましいです。【第1回】導入―美学とは何か【第2回】美の形而上学―プラトンからプロティノス、そして中世へ【第3回】芸術についての省察―プラトンとアリストテレス【第4回】新しい知〔エピステーメー〕―美しい芸術【第5回】趣味の批判としての美学―イギリス経験論【第6回】美学の命名―バウムガルテン【第7回】カントの契機―美の無関心性【第8回】芸術の言説としての美学―ドイツ・ロマン主義哲学【第9回】芸術についての言説としての美学―ヘーゲルとショーペンハウアー【第10回】哲学者としての芸術家と芸術家としての哲学者―ニーチェとハイデガー【第11回】二十世紀の芸術的挑戦に対する美学(1)―フランクフルト学派【第12回】二十世紀の芸術的挑戦に対する美学(2)―現象学的美学【第13回】二十世紀の芸術的挑戦に対する美学(3)―分析美学【第14回】来たるべき美学―美学へのさまざまな反論とその回答【第15回】総括各回の授業では、「今日の問い」というかたちで振り返り課題に取り組んでもらいます(リアクションペーパーを兼ねています)。この課題に対するフィードバックを翌週授業内冒頭にて実施する予定です。また、授業での疑問や質問に関して、全体に関わる内容は授業内に回答し、それ以外はwebclassを使用します。心がけますので、皆さんには意欲的な授業参加を期待します。また、教員からのフィードバックによる振り返りを各回の授業内冒頭で実施します。抽 選 の 有 無なし備考津田 栞里第1期
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