哲学科― 83 ―ラテン語は紀元前1世紀に完成した言語であり、ローマ帝国の公用語でした。その後、西ローマ帝国没後も、18世紀に至るまで学術分野の公用語であり続け、20世紀中頃までカトリック教会の公用語でもありました。ヨーロッパの神話や文学、言葉や文化を理解する際に、ラテン語は基礎知識を提供します。この授業の目的は、ラテン語で書かれた簡単な文を読むための基本を学ぶことです。それらと、簡易で有名なラテン語の名言が読めるようになることが、この授業の目標です。授業で配布するプリントにある物語を、声を出して繰り返し読みましょう。それを、口ずさむことができるようになりましょう。そのためには、おそらく60時間以上の授業外学習が必要と思われます。【第1回】イントロダクション【第2回】文法事項のまとめ(1)【第3回】文法事項のまとめ(2)【第4回】文法事項のまとめ(3)【第5回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(1)【第6回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(2)【第7回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(3)【第8回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(4)【第9回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(5)【第10回】ギリシャ・ローマ名言集から、ラテン文の購読(6)【第11回】中世ラテン語について【第12回】ラテン語聖書〔ウルガータ〕より、創世記購読(1)【第13回】ラテン語聖書〔ウルガータ〕より、創世記購読(2)【第14回】ラテン語聖書〔ウルガータ〕より、創世記購読(3)【第15回】総括ンン*上記は、予定であり、受講生の皆さんの関心度や理解度に応じて修正・調整をすることもあり得ます。なお、小テストの出題範囲は、前もって告知します。『ラテン語図解辞典-古代ローマの文化と風俗-』水谷智洋(研究社)2013、『羅和辞典〈改訂版〉LEXICONLATINO-JAPONICUMEditioEmendata』水谷智洋(研究社)2009、『教養としての「ラテン語の授業」―古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流』本村凌二(ダイヤモンド社)2022教科書は使用せず。プリントを配布します。辞書も必須ではありません。但し、指定図書2と、いずれかのラテン語辞書を購入できるようであれば、手元に置いておくと、学習が進めやすいと思います。抽 選 の 有 無なし備考土居 由美第1期講義コード11B5134501授業形態講義科目名ラテン語原典講読1履修前提条件授業の目的到達目標ヨーロッパの古い教会、美術館や博物館では、まず簡単なラテン語でその謂れが記されています。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点:授業内の小テスト(100%)フィードバックの内容フィードバッグは、次回の授業で行います。教科書指定図書『しっかり学ぶ初級ラテン語』山下太郎(ベレ出版)2013、『ギリシャ・ローマ名言集』柳沼重剛(岩波書店)2003参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容能動的な授業外学習・反転授業その他 担 当 教 員 開 講 期
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