プラトンの主著である『国家(ポリテイア)』について学ぶ。民主政批判や芸術家追放など、後世から多く批判されてきた部分についても、批判の歴史的背景や解釈の違いなども視野に入れて、現代プラトンの理想国について語ることの意義を考える。プラトンが追求した理想国について説明することができる。各章の論点を整理して、考察を加えることができる。他の履修生の考察について私見を述べることができる。グループで議論するテーマを考えることができる。学期末レポートで、プラトン理想国について論評し考察を加えることができる。教科書を読んで、個人シートにキーワードを抜書きして、議論構成を分析して、考察を書く。1回3時間程度の予習時間が必要とされる。レポートはこれらにさらに考察を加えて執筆するので、1週間程度は要する。【第1回】授業ガイダンス【第2回】序「理想」を追う哲学-あるいは、現代のドン・キホーテ【第3回】第1部 現在の鏡としての『ポリテイア』第一章『ポリテイア』の正義論【第4回】第1部 第二章 理想国論批判の再考【第5回】第1部 第三章「哲人王ホメイニー」【第6回】第2部『ポリテイア』を読んだ日本の過去 第一章 新しい日本語のプラトン【第7回】第2部 第二章 明治から大正へのプラトン【第8回】第2部 第三章 戦前から戦後へのプラトン【第9回】第2部 第四章「理想国」への挑戦と挫折【第10回】第3部 私たちが語る未来の「ポリテイア」第一章「ポリテイア」とは何か?【第11回】第3部 第二章「天上に掲げられたポリス」【第12回】第3部 第三章「理想」を書く/読むこと【第13回】付録 プラトン『ポリテイア』を読むために【第14回】レポート構想検討1【第15回】レポート構想検討2ンンどこかの回に、著者納富信留先生をゲストに迎える予定である。は、オフィスアワーまたはTeamsの面談クラスで行うが、事前に予約をとることc。せん。本授業に関する質問・相談は、下記オフィスアワーにて受付けます。第1期 火曜6限 第2期 火曜3限 研究室(2号館12階1202室)事前にメー等で予約すること。都合が合えば、上記以外の時間も可。抽 選 の 有 無なし備考田坂 さつき第1期講義コード11B5123001授業形態演習科目名哲学演習15履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法本授業は、発表20% 討論20% レポート60%で評価する。フィードバックの内容課題に対するフィードバックは次週授業内にて行う。ポータルサイトの掲示板での質問に応答する。個人的な質問への対応教科書『プラトン 理想国の現在』納富信留(ちくま学芸文庫)2023指定図書『国家上』プラトン(岩波)1979、『国家下』プラトン(岩波)1979参考書教員からのお知らせ毎回必ずテキストを事前に読んで、議論構成の分析までやって課題を提出すること。そうでないと、授業について来られまオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容発表とグループ討議、レポート作成前のレポート構想シートの提出、発表、修正、再提出、レポート作成その他 担 当 教 員 開 講 期 ― 52 ―
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