letters_2024_02
61/416

哲学科― 51 ―日本の最も独創的な哲学者西田幾多郎の『善の研究』第二編「実在」各章を順次講読し、意識と実在、自然と精神、自我と他者などが各々対立する以前の最も具体的で豊かな経験から実在体系を説明する哲学の可能性を探究する。はじめてこれらの章を読む者にも、またすでにこれらの章を読んだことのある者にも、新たな思考が生れるように配慮する。毎回のペーパーの作成。授業外に計60時間以上の学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】考究の出立点(1)【第3回】考究の出立点(2)【第4回】意識現象が唯一の実在である(1)【第5回】意識現象が唯一の実在である(2)【第6回】実在の真景(1)【第7回】実在の真景(2)【第8回】真実在の形式の同一性(1)ンン上記は予定であり、ゲスト講師の招聘、受講生の希望、実際の講読と議論の内容・進度に応じて、内容に変更がありうる。毎回提出するペーパーと口頭発表や討論への参加態度(50%)、学期末レポート(50%)などをもとにした総合評価。詳しくは初回授業時に告知するので、かならず出席すること。なお授業の進め方について、シラバスの「教員からのお知らせ」の項目をよく読んで理解しておくこと。受講者全員に、毎回、その回の講読箇所の内容要約とコメント(疑問、問題点、自分の意見)を事前にまとめて書いてきてもらい、そのペーパーを提出した者のみ、その回出席とする。受講条件について詳しく説明するので、初回の授業に必ず出席すること。講することを望む。抽 選 の 有 無なし備考【第9回】真実在の形式の同一性(2)【第10回】真実在の根本方式(1)【第11回】真実在の根本方式(2)【第12回】唯一実在(1)【第13回】唯一実在(2)【第14回】実在の分化発展(1)【第15回】実在の分化発展(2)板橋 勇仁第2期講義コード11B5122901授業形態演習科目名哲学演習14履修前提条件授業の目的到達目標西田哲学研究を通じて哲学の諸問題を考察する力を得る授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容ペーパーや発表をもとにした討論において教員からのコメントを行う。教科書『善の研究』西田幾多郎(岩波文庫)指定図書参考書『こわばる身体がほどけるとき―西田幾多郎『善の研究』を読み直す』板橋勇仁(現代書館)教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーでも受付ける。アクティブ・ラーニングの内容演習形式で発表と討論とを行うその他板橋を卒論指導担当教員に希望する可能性のある者は、原則として履修すること。哲学演習13、哲学演習14とをあわせて受   担 当 教 員    開 講 期 

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る