哲学科講義コード11B5121402授業形態講義科目名倫理学とは何かB履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法小テスト(3回を予定、60%)、授業内の活動への参加姿勢(40%)から、授業内容の理解度およびそれを応用する思考力をフィードバックの内容受講者は授業内で議論した内容をc-learningなどで発表し、その内容について、教員がコメントする。教科書指定図書参考書教員からのお知らせグループで対話・議論を行いますので、そうした活動が苦手でないことが望ましいです。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、WebClassのメッセージ機能でアクティブ・ラーニングの内容①授業内容を言語化するその他 担 当 教 員 開 講 期 ― 41 ―私たちは様々な場面で、「正しい/正しくない」と判断している。それでは、「正しさ」とは何であろうか? あなたがある行為(たとえば、席を譲る、暴力をふるう)を見て、「正しい/間違っている」と判断できているならば、あなたは「正しさとは何か」知っているはずである。本講義では、具体的な問題について、これまでの倫理学思想、特に功利主義と共同体主義、義務論などを手がかりに考察する。① これまでの倫理学思想を理解する。② ①で学んだことを実際の問題に応用することができる。③ 自分の考えを言語化することができる。各回の授業内容の予習、復習など、授業外に計60時間の学修を行うこと。ンこの授業では対話・議論を行いますので、対話・議論が好きな方向けです。【第1回】授業の予定、進め方。良い、悪いとは何か?【第2回】功利主義① 利益とは何で、どのように計算すればいいのか?【第3回】功利主義② 快楽と苦痛【第4回】功利主義③ 最大多数の最大幸福【第5回】功利主義④ 快楽の質【第6回】共同体主義① 徳としての倫理【第7回】共同体主義② 物語の役割「誰」と倫理【第8回】共同体主義③ ダントの物語文【第9回】共同体主義④ 世間の規範【第10回】義務論① カントとは誰か?【第11回】義務論② 自由とは何か?【第12回】義務論③ 理性的・普遍的な格率【第13回】義務論④ 自他の人格を尊重する【第14回】倫理・道徳は進歩しているのか?【第15回】授業の振り返り。正しさとは何か?ンン授業の予定は、学生の理解度によって、適宜変更される場合がある。評価する。『倫理学案内:理論と課題』小松光彦,樽井正義,谷寿美編(慶應義塾大学出版会)2006、『これからの「正義」の話をしよう:いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル著;鬼澤忍訳(早川書房)2011、『モラル・トライブス』ジュシュア・グリーン(岩波書店)2015、『実践理性批判』カント(岩波文庫)1979、『功利主義論集』J・S・ミル(京都大学学術出版会)2010、『美徳なき時代』マッキンタイア(みすず書房)1993、『物語としての歴史』アーサー・C・ダント(国文社)1989も受付けます(利用方法はポータルサイト、ライブラリ内のマニュアルを参照)。②①をグループで共有し、学びを深める教員および他の受講者に発表し、フィードバックを得る抽 選 の 有 無なし備考木村 史人第1期
元のページ ../index.html#51