講義コード11B5121401授業形態講義科目名倫理学とは何かA履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法学期末試験(60%)、課題提出(20%)、授業への取組み姿勢(10%)、小テスト(10%)フィードバックの内容小テストについては終了後に解説を行い、課題やリアクションペーパーについては後の講義で教員がまとめてコメントしま教科書指定図書 担 当 教 員 開 講 期 ― 40 ―私たちが社会生活を営むうえで倫理は必須の事項である。なぜなら、誰もが自分と異なった他者と共に暮らしているからである。「あの人は倫理的である/ない」、「企業倫理に反する/反しない」など、日常でもよく倫理という言葉が登場するが、私たちはどれほど倫理について知っているだろうか。この講義では、倫理そのものを明らかにし、いくつかの学説を学びながら倫理の奥深さに触れ、自らの倫理観を養うことを目的とする。①倫理とは何かを説明できる。②倫理学の様々な学説を整理し、それぞれの特徴や本質を述べることができる。③倫理的思考を用いて、自分の考えを言語化することができる。④自らの倫理観を養うことができる。指定図書や参考図書などを利用して、授業で取り上げる内容について予め把握しておくこと。授業後は、プリントを見直しながらもう一度考えて学びを深め、さらに自分で調べて知識を広めること。課題を提出すること。以上、本科目では60時間の授業外学習を行うこと。【第1回】イントロダクション(講義の概要や進め方など)【第2回】倫理とは何か【第3回】義務論Ⅰ(基本的諸事項と概略)【第4回】義務論Ⅱ(カントの義務論)【第5回】功利主義Ⅰ(基本的諸事項と概略)【第6回】功利主義Ⅱ(功利主義の展開)【第7回】徳倫理学Ⅰ(ソクラテスにおける徳)【第8回】徳倫理学Ⅱ(アリストテレスにおける徳)【第9回】ケアの倫理学Ⅰ(ケアする人におけるケア論)【第10回】ケアの倫理学Ⅱ(ケアされる人におけるケア論)【第11回】環境倫理学Ⅰ(基本的諸l事項と概略)【第12回】環境倫理学Ⅱ(自然と人間の共生の具体的事例)【第13回】経営倫理学Ⅰ(基本的諸事項と概略)【第14回】経営倫理学Ⅱ(事例検討)【第15回】全体のまとめす。『倫理学案内-理論と実践』小松光彦、樽井正義、谷寿美編(慶應義塾大学出版会)2008年、『道徳形而上学原論』イマヌエル・カント(岩波書店)2011年、『実践理性批判』イマヌエル・カント(岩波書店)1996年、『功利主義』ジョン・スチュアート・ミル(岩波書店)2021年、『ソクラテスの弁明・クリトン』プラトン(岩波書店)1995年、『ニコマコス倫理学(上)』アリストテレス(岩波書店)1993年、『ニコマコス倫理学(下)』アリストテレス(岩波書店)1992年、『ケアの本質-生きることの意味』ミルトン・メイヤロフ(ゆみる出版)1987年『沈黙の春』レイチェル・カーソン(新潮社)2006年、『野生のうたが聞こえる』アルド・レオポルド(講談社)2004年、『ケ参考書アリング-倫理と道徳の教育 女性の観点から』ネル・ノディングス(晃洋書房)1997年、『ビジネス・エシックス』リチャード・T・ディジョージ(明石書店)1995年教員からのお知らせ教科書は使用しません。毎講義でプリントを配布して講義を行います。人数や状況に応じて、皆さんが直接参加する機会を設けていきます。また、受講者の関心に講じて、臨機応変に講義内容を変更することもあります。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容講義内で適宜意見表明の機会を設けて、皆で共有します。小テスト終了後に教員からのフィードバックによる振り返りを行その他社会生活を営む上で倫理は必須の事柄です。倫理を学問的に学ぶことはもちろんですが、それに留まらずに自らの倫理観をいます。グループ・ワークの機会も設ける予定です。高めることができるように、常に自分のこととして主体的に講義に参加して下さい。抽 選 の 有 無なし備考小館 貴幸第1期
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