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文学科英文コース― 391 ―タイトル通り、翻訳(特に文芸翻訳)の入門です。英語を日本語へ翻訳するにはどんな点に注意すればいいのか、主に実践を通じて考えます。授業の多くは、訳文の質を高めるためのディスカッションに当てられます。実際に翻訳してみるほかに、複数の訳文を比較する回や、翻訳研究のキーワードを紹介する講義の回もあります。翻訳を論じる知識を得たり、訳文を読む(訳文に頼る)際の注意点を考えたりもします。究極の到達目標は、「いい翻訳」とはどんなものか知り、「いい翻訳」ができるようになることです。もう少し手前の目標として、「英語を正確に読めるようになる」、「原文を理解するための調べ方を身につける」、「わかりやすい日本語の書き方を学ぶ」、「文学史などテクストの背景を知る」なども目標となります。授業計画で「翻訳実践」と題されている回は、その前週までに課題の英文の日本語訳を各自が作成し、提出していただきます(〆切がイレギュラーな回もあるので、詳細は第1回の授業で説明します)。その他の回も、事前に配布された課題を読んできていただく場合があります。合わせて60時間以上の学修が必要です。【第1回】9/20 イントロダクション(授業の進め方、課題についてなど)【第2回】9/27 翻訳読み比べ(1)【第3回】10/4 翻訳実践(1)【第4回】10/11 翻訳実践(2)【第5回】10/18 翻訳実践(3)【第6回】10/25 翻訳研究のキーワード(1)【第7回】11/8 翻訳実践(4)【第8回】11/15 翻訳実践(5)【第9回】11/22 翻訳実践(6)【第10回】11/29 翻訳実践(7)【第11回】12/6 翻訳読み比べ(2)【第12回】12/13 翻訳実践(8)【第13回】12/20 翻訳実践(9)【第14回】1/10 翻訳研究のキーワード(2)【第15回】1/17 翻訳実践(10)ンン※予定は若干の変更がありえます。ン※11月1日(金)は橘花祭のため、金曜授業は休講の予定です。ン※翻訳実践の課題は、2023年度とはすべて異なるものを扱います。10回ほど提出してもらう訳文が45%、4回程度実施予定のレスポンスペーパーが16%、授業中にしっかり発言するなどの積極的な参加が39%(比率は若干の変更の可能性あり)。なお、特に訳文については「質」と同時に「意欲」を評価するので、英語への苦手意識があっても、やる気さえあれば受講を歓迎します。提出してもらう訳文は添削して返却する予定です(受講人数がかなり多い場合は全体講評の形をとるかもしれません)。レスポンスペーパーへのフィードバックは授業を通じて行ないます。ディスカッションには今井も参加するので適宜コメントします(というか、ご発言はまず今井が応答してから、学生間に開きます)。英文精読』今井、平沢慎也(研究社)2023ラいと思います。僕も添削をがんばるので、お互いにがんばりましょう!す。メールアドレスは授業内でお知らせします。抽 選 の 有 無なし備考今井 亮一第2期講義コード11B9130501授業形態講義科目名翻訳入門履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容教科書指定図書参考書『翻訳教室』柴田元幸(朝日文庫)2013、『21世紀×アメリカ小説×翻訳演習』藤井光(研究社)2019、『スローでディープな教員からのお知らせ事前の専門知識は不要ですが、予習が必須ですし、授業でも積極的に発言していただく必要があるので、意欲がなければツオフィスアワー本授業に関する質問 ・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。またメールでも対応しまアクティブ・ラーニングの内容意見共有、教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習、演習、グループ・ディスカッションその他Webclassにアップされる「受講上の注意」をよく読んでから受講してください。   担 当 教 員    開 講 期 

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