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哲学科講義コード11B5120201授業形態講義科目名古代・中世哲学史1履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法毎回の課題30% 中間課題レポート(プラトンの著作を読んでレポートを書く)20% 学期末テストレポート50% 挙手にフィードバックの内容提出課題については、授業の冒頭で回答する。その他の質問と回答は、ポータルサイトの掲示板またはメールで回答する。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ授業中、質問や意見等、受講生の積極的な発言は歓迎する。オフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容挙手による質問と意見共有に対して、コメントで対応する。課題の考察については、必要に応じて授業中にコメントする。その他   担 当 教 員    開 講 期 ― 27 ―本授業では、古代ギリシアの哲学史を著作に即して学ぶことを目的とする。主に、プラトンやアリストテレスのテキストを中心に哲学思想を丁寧に扱うが、歴史家トュキュディデスなど言及し当時の社会的状況も視野にいれる。そして現代起こっている様々な社会問題の背後にある根本問題についても、古代ギリシャの哲学がそれを解く手掛りを与えることも学ぶ。授業は、各時間設定されたテーマに関して共に考えるという仕方で進められる。・古代ギリシアの哲学史を哲学者の著作を手がかりに学ぶ。・ソクラテス、プラトン、アリストテレスの哲学を基本的な事柄について古代ギリシャのテキストから読み解く力をつける。・古代ギリシャに提起された哲学的な課題が現代も解決されないまま残っていることに気づく。・古代ギリシャ哲学を手がかりに現代の問題を再考できる。授業中配布されるプリントにあるキーワードを中心に復習する。引用したテキストをよく読み、わからない場合は次の授業の時に質問できるよう準備する。授業の中で問題を提起し、小レポートなどの課題を課す。以上、授業外で60時間以上の学修を行う。【第1回】フィロソフィアの歴史【第2回】ソクラテス裁判【第3回】ソクラテスの問答【第4回】プロタゴラスの人間尺度説【第5回】内乱の病理と規範-トュキュディデス『歴史』【第6回】プラトン哲学1-「正義とは何か」【第7回】プラトン哲学2-魂の三部分説【第8回】プラトンの哲学3-民主制批判と哲人王ンン注:授業の進行は、受講生の質問や興味関心に合わせて適宜対応するので、予定を変更する可能性がある。よる意見共有は別途加点する。『ソクラテスの弁明』プラトン 納富信留訳(光文社)2012、『歴史(上)』トュキュディデス著;藤縄謙三訳(京都大学学術出版会)2000、『国家(上)』プラトン著;藤沢令夫訳(岩波書店)1979、『国家(下)』プラトン著;藤沢令夫訳(岩波書店)1979、『哲学の饗宴』荻野弘之(NHKライブラリー)2003、『ニコマコス倫理学』アリストテレス(京都大学学術出版会)2002、『美徳なき時代』A.マッキンタイア(みすず書房)1993、『テアイテトス』プラトン著;田中美知太郎訳(岩波書店)1966、『ギリシャ哲学史』加藤信朗(東京大学出版会)1996、『ギリシャ哲学史』納冨信留(筑摩書房)2021『教育の哲学:ソクラテスから「ケアリング」まで』ネル・ノディングス(世界思想社)2006、『正義論』ロールズ(岩波書店)2010、『道徳を問い直す』河野哲也(ちくま新書)2011、『魂の変容』中畑正志(岩波書店)2011、『環境倫理学のすすめ』加藤尚武(丸善ライブラリー)1991、『子育ての倫理学』加藤尚武(丸善ライブラリー)2000、『行為と規範』黒田亘(勁草書房)1992本授業に関する質問・相談は、下記オフィスアワーにて受付けます。第1期 火曜6限 第2期 火曜3限 研究室(2号館12階1202室)事前にメー等で予約すること。都合が合えば、上記以外の時間も可。抽 選 の 有 無あり備考【第9回】プラトンの哲学4-知識とイデア【第10回】アリストテレスの哲学1-存在論【第11回】アリストテレスの哲学2-アクラシア【第12回】アリストテレスの哲学3-倫理的徳【第13回】アリストテレスの哲学4-フィリアと正義【第14回】古代ギリシャ哲学と現代1【第15回】古代ギリシャ哲学と現代2 まとめ田坂 さつき第1期

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