― 324 ―書道の実技を学びます。古典の臨書を通して仮名(かな)の基礎を身につけることを目的とします。仮名とは、漢字の草書をさらに簡略化することでつくられた日本独自の音標文字です。本科目では、まず「高野切第三種」で変体仮名の読み方と仮名の筆法の基礎を学び、その後、他の平安古筆をもとに、散らし書きを含めた仮名書法の様々な表現技法を身につけます。・仮名の基本用筆を身につける。・変体仮名を読めるようになる。・散らし書きの様式によって和歌を書けるようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うことが求められます。授業内で取り上げられた作品について、自宅でしっかりと練習し、課題に取り組んでください。また、首都圏には、書の作品を所蔵・展示している博物館や美術館がたくさんあります。自ら足を運び、なるべく多くの本物に触れるよう心がけてください。【第1回】講義:仮名について【第2回】「高野切第三種」①【第3回】「高野切第三種」②【第4回】「高野切第三種」③【第5回】「高野切第三種」④【第6回】「高野切第一種」①【第7回】「高野切第一種」②【第8回】「高野切第一種」③毎回の授業内課題(70%)と期末課題(30%)によって評価します。毎回の授業では、課題を練習の上、半紙1枚に清書したものを提出します。期末課題では、授業で取り上げた古典のなかから好きな作品を選んで、まとまった量の臨書作品に取り組みます。なお、巧拙(上手い・下手)だけで成績評価することはせず、ひとりひとりの取り組みと成長とを積極的に評価しますので、書が苦手だからといって受講を躊躇する必要はありません。(二玄社)1994、『日本名筆選12寸松庵色紙』(二玄社)2005に関心があり、真剣に学ぶ意思のある方であれば受講を歓迎します。書道の実技を学ぶ講座です。現代の私たちが日常的に読み書きする漢字と仮名が交じった文を、毛筆で調和するように書くことを追求します。漢字仮名交じりの書には、古典と呼べるような評価の定まった作品が存在しません。したがって、漢字と仮名の古典をベースに、近代以降の文人や書家たちの作品を参考にして、現代の書表現を模索します。・漢字と仮名の調和のとれた書が書けるようになる。・毛筆で俳句が書けるようになる。・毛筆で伝統的な形式に則った葉書や手紙が書けるようになる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うことが求められます。授業内で取り上げられた作品について、自宅でしっかりと練習し、課題に取り組んでください。また、首都圏には、書の作品を所蔵・展示している博物館や美術館がたくさんあります。自ら足を運び、なるべく多くの本物に触れるよう心がけてください。【第1回】講義:漢字仮名交り書について【第2回】楷書の基本①【第3回】楷書の基本②【第4回】平仮名の基本【第5回】行書の基本①【第6回】行書の基本②【第7回】行書の基本③と平仮名のくずし【第8回】俳句表現について①:子規と虚子の書毎回の授業内課題(70%)と期末課題(30%)によって評価します。毎回の授業では、課題を練習の上、半紙1枚に清書したものを提出します。期末課題では、自分の選んだ題材をもとに作品制作に取り組みます。なお、巧拙(上手い・下手)だけで成績評価することはせず、ひとりひとりの取り組みと成長とを積極的に評価しますので、書が苦手だからといって受講を躊躇する必要はありません。毎回の授業で提出する課題は、次回授業の冒頭で評価をつけて返却します。に関心があり、真剣に学ぶ意思のある方であれば受講を歓迎します。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考【第9回】「関戸本古今集」①【第10回】「関戸本古今集」②【第11回】「関戸本古今集」③【第12回】「寸松庵色紙」①【第13回】「寸松庵色紙」②【第14回】「寸松庵色紙」③【第15回】散らし書き創作【第9回】俳句表現について①:碧梧桐の書【第10回】俳句を書く①【第11回】俳句を書く②【第12回】會津八一の書:自詠歌と「学規」【第13回】横山淳一の書:自詠歌と「手紙」【第14回】手紙を書く①【第15回】手紙を書く②根本 知根本 知第1期第2期講義コード11B8133901授業形態講義科目名仮名書法研究履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容毎回の授業で提出する課題を評価し、次回授業の冒頭で反省点を教示します。教科書『平安かな書道入門』根本知(雄山閣)2023指定図書参考書『日本名筆選5高野切第三種』(二玄社)2006、『日本名筆選1高野切第一種』(二玄社)1993、『日本名筆選19関戸本古今集』教員からのお知らせ本科目は、高校「書道」の教員免許取得のための教職科目です。ただし、教員免許取得を目的としない場合であっても、書オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。その他講義コード11B8134001授業形態講義科目名漢字仮名交り書法研究履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法フィードバックの内容毎回の授業で提出する課題を評価し、次回授業の冒頭で反省点を教示します。教科書毎回の授業で配付するハンドアウトをもって教科書に代えます指定図書参考書『横山淳一漢字とかなの調べ』財前謙(芸術新聞社)2022教員からのお知らせ本科目は、高校「書道」の教員免許取得のための教職科目です。ただし、教員免許取得を目的としない場合であっても、書オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り。その他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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