本来、中国語表記のために産み出された漢字により表記された漢籍は、日本語の語彙や文化の基礎の一角の形成に、多大な影響を与えてきた。本授業では、古代中国の代表的な詩文を調査・読解することで、漢字文化圏の文化への理解を深めるこ授業の目的とを目的とする。到達目標漢字文化圏の文化を総合的に理解することができる。研究・教材開発の基礎手続きを把握し、国語教育の教材研究に生かすことができる。授業外学修内容・この科目では、60時間以上の授業外学習を行うこと。次回の授業で取り扱う内容や出題された課題について、辞典や参考書授業外学修時間数を用いて内容を整理し、問題点を設定しておくこと。【第1回】ガイダンス、研究の基礎手続【第2回】漢詩の形式・修辞について【第3回】中国漢詩文を読む①(先秦の詩文-『詩経』と『楚辞』)【第4回】中国漢詩文を読む②(漢代の詩文-楚調の詩と古詩)【第5回】中国漢詩文を読む③(六朝の詩文①-建安文学)【第6回】中国漢詩文を読む④(六朝の詩文②-『文選』と『玉台新詠』)【第7回】中国漢詩文を読む⑤(初頭の詩-初唐四傑)【第8回】中国漢詩文を読む⑥(盛唐の詩-李杜の詩文)【第9回】中国漢詩文を読む⑦(中唐の詩①-韓柳の詩文)【第10回】中国漢詩文を読む⑧(中唐の詩②-元白の詩文)【第11回】中国漢詩文を読む⑨(晩唐の詩-温李の詩文)【第12回】中国漢詩文を読む⑩(宋代の詩①-北宋の詩)【第13回】中国漢詩文を読む⑪(宋代の詩②-南宋の詩)【第14回】中国漢詩文を読む⑫(明代・清代の詩-詩風と撰集)【第15回】授業の総括、授業内試験『漢詩鑑賞事典(講談社学術文庫)』石川忠久(講談社)2009、『中国名詩鑑賞辞典(角川ソフィア文庫)』山田勝美(KADO-指定図書KAWA)2021、『新編中国名詩選(上)(岩波文庫)』川合康三(岩波書店)2015、『新編中国名詩選(中)(岩波文庫)』川合康三(岩波書店)2015、『新編中国名詩選(下)』川合康三(岩波書店)2015参考書『中国学芸大事典』近藤春雄(大修館書店)1978、『漢詩の事典』松浦友久・植木久行・宇野直人・松原朗(大修館書店)1999、『校注唐詩解釈辞典』松浦友久(大修館書店)1987、『続校注唐詩解釈辞典(付)歴代詩』松浦友久(大修館書店)2001教員からのお知らせ特定の教科書は使用せず、必要に応じて授業中にプリントを配布する。また、漢和辞典を準備しておくことが望ましい。オフィスアワーこの科目に関する質問・相談は、オンラインの遣り取り(ポータルサイトの掲示板など)にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他中世の語り物に起源をもち、近世文化の中で重要な位置を占める浄瑠璃(義太夫節)の表現の特質について講義する。元禄14年(1701)に起きたいわゆる「赤穂事件」は、その直後から現代の小説・映画等に至るまで創作の題材となり、「赤穂浪士の討ち入り」「四十七士の敵討ち」として人気を保ち続けている。その最大の成果といえる『仮名手本忠臣蔵』(寛延元年〈1748〉初演)の本文を、舞台公演の映像資料を参照しながら講読する。到達目標近世文学の基礎的な読解能力と、芸能・社会・風俗の歴史についての基礎的な知識を身につけ、浄瑠璃(義太夫節)独特の授業外学修内容・授業外学修時間数表現様式や物語の構築方法、史実との関係等について説明できることを目指す。教科書や参考書による予習・復習等により、60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】義太夫節と人形浄瑠璃(1)【第2回】義太夫節と人形浄瑠璃(2)【第3回】史実との関わり【第4回】作品講読(1)大序【第5回】作品講読(2)大序【第6回】作品講読(3)大序【第7回】作品講読(4)三段目【第8回】作品講読(5)三段目毎回リアクションペーパーの提出を求め、成績評価の一部とする。『人形浄瑠璃文楽名演集通し狂言仮名手本忠臣蔵DVD』(NHKエンタープライズ)2010、『新編日本古典文学全集浄瑠璃集』鳥越文蔵他(小学館)2002、『新潮日本古典集成浄瑠璃集』土田衞(新潮社)1985、『日本古典文学大系浄瑠璃集上』乙葉弘他(岩波書店)1960第1期開講の「伝統芸能論1」と連続する内容であるが、いずれか一方だけ受講しても差し支えない。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考布村 浩一矢内 賢二第1期第2期講義コード11B8130301授業形態講義科目名漢字文化圏史1履修前提条件授業計画成績評価の方法リアクションペーパー・課題(40%)、授業内試験(60%)の割合で、総合的に評価する。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを、翌週以降の授業内やポータルサイトなどで行う。教科書講義コード11B8130501授業形態講義科目名演劇文化史1履修前提条件授業の目的授業計画成績評価の方法授業への取組み(リアクションペーパーの記述を含む・30%)、期末試験(70%)。フィードバックの内容リアクションペーパーに対するフィードバックを翌週の授業で行う。教科書『校註仮名手本忠臣蔵』土田衞他(笠間書院)1991指定図書参考書『仮名手本忠臣蔵を読む』服部幸雄(吉川弘文館)2008教員からのお知らせ参考書は授業で直接には使用しない。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応する。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返りその他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 314 ―【第9回】作品講読(6)四段目【第10回】作品講読(7)四段目【第11回】作品講読(8)四段目【第12回】作品講読(9)五段目【第13回】作品講読(10)六段目【第14回】作品講読(11)六段目【第15回】まとめ
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