― 310 ―詩とはなんだろう。詩を読むと、感情がゆさぶられたり、何かを思い出したり、通常ではありえないような表現に驚き、愉快になり、自由を感じ、自分でも書いてみたくなったりする。今期では、読むことと書くことを交互に繰り返しながら、詩の型式をとる言語表現を学び、詩の精神について考え、自分のなかに批評精神を育てていく。1 書くこと、読むことを通して、詩に触れ、「詩」言語の特徴をつかむ。2 言葉に対する意識を高め、表現することの面白さを経験する。3 ものを見る独自の目を育てる。4「詩」という概念を、学びの場ばかりでなく、日常のあらゆる場面に関係づけながら、生きる力に変換していく。詩とは狭い意味では言葉で書かれた詩作品を指すが、広義には人生にリズムと調和、自由をもたらす働きをいう。皆さんの日常時間のあらゆる瞬間が、どこかで詩と関わってくるはず。文学に限定されない広い分野の読書をすすめる。目安として60時間以上。【第1回】ガイダンス-今後の授業の進め方・詩の提出方法・詩を創造的に読むために。【第2回】詩を読む(1)―詩のかたちを考える(定型詩・自由詩・行わけ詩・散文詩)【第3回】詩を読む(2)―小説と詩の違いを考える(散文で詩をすくい取ることは可能か)【第4回】詩を書く(1): まずは20行のかたまりを作ってみよう。【第5回】詩を書く(2): 身の回りの自然を書く。【第6回】詩を読む(3)―近・現代の詩人の詩。【第7回】詩を書く(3): 物を書く。くっきりと具体的に書くには。【第8回】詩を読む(4)―近・現代の詩人の詩。【第9回】詩を書く(4): 記憶に残る人を書く。いきいきとした書き方とは。【第10回】一編をどう読むか(1)好きな詩を一編を選び授業内で口頭発表する。【第11回】一編をどう読むか(2)好きな詩を一編を選び授業内で口頭発表する。【第12回】詩を読む(5)―わかりやすい詩・難解な詩。【第13回】詩を読む(6)―翻訳詩の面白さ。【第14回】詩を書く(5): テーマは自由。【第15回】詩を書く(6): テーマは自由。に挑戦してください。抽 選 の 有 無あり備考小池 昌代第2期講義コード11B8125201授業形態講義科目名創作と研究4履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法提出作品の優劣は問わない。実作の提出において意欲的だったか(50%)、出席を前提に、授業中の態度、発言、他者作品への批評など、授業に積極的に取り組んだか(50%)。教員と学生は、授業後に提出されたリアクションペーパーと、TeamsClassNoteboook、チャットなどにおいて、自由にやりとりをする。貴重な意見、クラスで共有すべき事項は、翌週の授業内でアナウンスする。提出された作品には、個別にコメントをお返しする。フィードバックの内容教科書指定図書参考書教員からのお知らせ詩を読むこと、書くことに伴う、難しさ、わからなさ、恥ずかしさもまた、詩を楽しむ要素の一つです。おそれずに詩表現オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返りその他 担 当 教 員 開 講 期
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