本授業は、「対話とは何か」という問題について、納冨信留『対話の技法』を手掛かりに、われわれの置かれている現実を見つめながら考察を深めることを目的とする。毎回担当者はレジュメを作成して発表する。レジュメには、議論構成の分析、問題点の提起、発表者の見解をまとめ、それを元に受講生全員で議論する。必要に応じて研究書を参照する。受講生は学期末に自己の考察をレポートにまとめる。対話のあり方の問題を現代から考えることができる。教科書を読んで、個人シートにキーワードを抜書きして、議論構成を分析して、考察を書く。1回3時間程度の予習時間が必要とされる。レポートはこれらにさらに考察を加えて執筆するので、1週間程度は要する。ン第一部・対話を知っていますか?【第1回】授業ガイダンス 第一回対話という言葉から考えよう【第2回】第二回対話でないもの【第3回】第三回対話をすすめる技法【第4回】第四回対話の強さと弱さ【第5回】第五回対話が目指すところン第二部・危ない対話への勇気【第6回】第六回言論嫌いという病【第7回】第七回答えの得られない問い【第8回】第八回対話の衝撃を受けとめる【第9回】第九回言葉による誘惑【第10回】第十回対話する勇気ン第三部・対話が広がる世界【第11回】第十一回対話の場の越境【第12回】第十二回対話の相手の拡大【第13回】第十三回不在者との対話【第14回】第十四回自分自身との対話【第15回】第十五回対話の実践ンいずれかの回で著者である、東京大学教授納冨信留先生をゲスト講師として招くことを予定しています。は、オフィスアワーまたはTeamsの面談クラスで行うが、事前に予約をとること(stasaka@ris.ac.jp)。『国家(下)』プラトン著;藤沢令夫訳(岩波書店)1979、『ゴルギアス』プラトン著;加来彰俊訳(岩波書店)1967、『ソクラテスの弁明 クリトン』プラトン[著];三嶋輝夫,田中享英訳(講談社)1998、『国家(上)』プラトン著;藤沢令夫訳(岩波書店)1979せん。第1期 火曜 木曜 6限第2期 火曜3限場所 研究室2号館1202stasaka@ris.ac.jpにメールでの予約必須。他の時間帯やオンラインも要相談。毎時間の講読章に対する発表を2名程度行い、それに対する、挙手による意見共有を行ない、教員がコメントする。後半は、グル-プ・ディスカッションを3名ないし4名で行い、議論内容をグループごとに発表し、意見交換する。学期末レポート構想を各自が発表し、意見交換する。教科書の著者を招いてコメントしてもらう。抽 選 の 有 無なし備考田坂 さつき第1期講義コード11B5110102授業形態演習科目名基礎演習1B履修前提条件授業の目的到達目標哲学書から議論構成を読み取ることができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法本授業は、発表20% 討論20% レポート60%で評価する。フィードバックの内容課題に対するフィードバックは次週授業内にて行う。ポータルサイトの掲示板での質問に応答する。個人的な質問への対応教科書『対話の技法』納冨信留(笠間書院)2020指定図書参考書教員からのお知らせ毎回必ずテキストを事前に読んで、議論構成の分析までやって課題を提出すること。そうでないと、授業について来られまオフィスアワーアクティブ・ラーニングの内容その他 担 当 教 員 開 講 期 ― 22 ―
元のページ ../index.html#32