文学科日文コース― 301 ―古代・中世の文学作品には多くの夢の話が出てきます。また、「夢」という語は、和歌にも多く詠み込まれました。古代・中世を生きた人たちは、夢をどのように捉えていたのでしょうか。この授業では、説話・物語・日記に記された夢の話や、「夢」ということばが読み込まれた歌や、夢の中で詠まれた歌を読解して、古代・中世における夢をめぐって考察を深めることを目的とします。古典文学テクスト読解の基礎的な知識を獲得する。複数の資料を付き合わせて考察し、自らの考えを文章化できる。論理的な思考方法を身につける。この授業では配布資料の予習・復習や、課題への取り組みなど60時間以上の授業外学修を行うことを求めます。【第1回】古代・中世文学史概説【第2回】古代の夢-『古事記』『日本書紀』【第3回】夢の説話-『今昔物語集』【第4回】夢の説話-『古事談』【第5回】日記に記された夢-『かげろふ日記』【第6回】日記に記された夢-『更級日記』【第7回】日記に記された夢-漢文日記【第8回】物語の中の夢(1)-『源氏物語』【第9回】物語の中の夢(2)-『源氏物語』【第10回】物語の中の夢(3)-『源氏物語』【第11回】明恵の『夢の記』【第12回】夢の歌(1)【第13回】夢の歌(2)【第14回】さまざまな夢の記【第15回】総括とレポート執筆レポート50%抽 選 の 有 無なし備考渡邉 裕美子第2期講義コード11B8122801授業形態講義科目名日本文学特講2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法平常点50%(授業に対する取り組み、小レポート、掲示板書き込みなどで総合的に判断します)フィードバックの内容掲示板書き込みについては、次の授業でいくつか取り上げて講評を行います。教科書指定図書参考書『古代人と夢』西郷信綱(平凡社ライブラリー)1993、『夢の日本史』酒井紀美(勉誠出版)2017教員からのお知らせ自らの意見を積極的に表明するようにしてください。オフィスアワー本授業に関する質問・相談はメールにて受付けます。アクティブ・ラーニングの内容意見共有、能動的な授業外学習などその他 担 当 教 員 開 講 期
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