文学科日文コースこの授業では、「日本語文法1」で詳しく扱っていない(i)モダリティ、文末表現、(ii)複文の応用、(iii)敬語などを扱う。より複雑な文型を扱うので、受講生は「日本語文法1」を修得済みであることが望ましい。内容としては、日本語のモダリティ、文末表現が、複文の従属節と主節の結びつきや、談話構造にもかかわることを見る。敬語に関しては、形式をおさえ、使い分け方を考察する。以下を目標とする。(i)日本語のモダリティ、文末表現の形式を理解し、(ii)日本語の副詞節の種類や、モダリティの種類によって、複文の主節との結びつき方がどう異なるかを考え、応用する。(iii)ノダ文、ワケダ文など、文末形式と談話構造の関係を理解する。(iv)敬語のさまざまな形式を理解し、使い分ける。授業は、教科書、プリントなどを用い、講義形式で進める。したがって、授業の前には、教科書、指定のプリントなどを読んで予習してから授業に臨み、授業の後には、学んだ内容を復習、整理することが必要である。また、授業中に、宿題等を指示することがある。この授業では、60時間以上の時間外学習を行うこととする。ン授業の計画は以下の通りである。(但し、授業での様子をみて、変更する場合がある。)【第1回】授業の概略【第2回】モダリティ、文末表現【第3回】複文と節連接のシステムI【第4回】複文と節連接のシステムII【第5回】複文と節連接のシステムIII【第6回】複文と節連接のシステムIV【第7回】複文と節連接のシステムV【第8回】文末表現と思考プロセスI取り組みは、通常点として加算する。)談は、前後の授業に支障のない範囲で、教室で対応します。オンライン授業では、別途指示します。いても概説する。・日本語学、言語学の基本的な考え方について理解できる。・日本語研究の歴史と現状について理解できる。・発展的な手法による研究の概要を理解できる。授業外に60時間以上の学修をおこなうこと。授業外学修では、授業内容の予復習をおこなうこと。【第1回】ガイダンス【第2回】言語学と国語学・日本語学【第3回】言語とは【第4回】比較言語学と日本語の系統【第5回】記述言語学【第6回】国語学史の概要《小テスト1》【第7回】日本語の音と文字の研究史【第8回】辞書の歴史授業への取り組み姿勢20%、小テスト40%(20%×2回)、期末レポート40%成績評価の方法小テスト1では第1回~第5回、小テスト2では第6回~第10回の内容について試験します。小テストは資料の持ち込み不可です。フィードバックの内容受講生から寄せられた意見や質問には、随時、授業内で返答します。また、小テストは次の回の授業で返却し、解説をおこ教科書指定図書参考書教員からのお知らせ・授業の進度は実際には前後する場合があります。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は、学部学科にて定めるオフィスアワーにて受付けます。また、簡単な質問は、授業時に、ないアクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返り、能動的な授業外学習その他ないます。・小テストの回には必ず出席してください。し、メールで受け付けます。抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無なし備考【第9回】文末表現と思考プロセスII【第10回】文末表現と思考プロセスIII【第11回】文末表現と思考プロセスIV【第12回】文末表現と思考プロセスV【第13回】敬語I【第14回】敬語II【第15回】まとめ【第9回】外国人の見た日本語【第10回】文法研究の歴史【第11回】コーパス言語学《小テスト2》【第12回】生成文法【第13回】認知言語学【第14回】言語研究と社会との関わり《期末レポート提出》【第15回】まとめ角田 三枝白岩 広行第1期第1期講義コード11B8121601授業形態講義科目名日本語文法2履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法レポート(70%)、その他の課題(20%)、授業での積極的な学習姿勢(10%)により評価する。(授業中の課題への積極的なフィードバックの内容課題等に関しては、次の授業以降、講評、解説などを行う。教科書『日本語の節・文の連接とモダリティ』角田三枝(くろしお出版)2004、『日本語の節・文の連接とモダリティ(オンデマンド版)』角田三枝(くろしお出版)2004、『ここからはじまる日本語文法』森山卓郎(ひつじ書房)2000『現代日本語の構造』南不二男(大修館書店)1974、『現代日本語の輪郭』南不二男(大修館書店)1993、『日本語文法の諸問題』鈴木泰・角田太作(編)(ひつじ書房)1996、『LevelsinClauseLinkage』Tsunoda,Tasaku(ed.)(DeGruyterMouton)2018『寺村秀夫論文集I』寺村秀夫(くろしお出版)1992、『日本語のシンタクスと意味II』寺村秀夫(くろしお出版)1984、『現代日本語の文法I-「のだ」の意味と用法-』田野村忠温(和泉書院)1990、『複文』益岡隆志(くろしお出版)1997、『基礎日本語文法(改訂版)』益岡隆志、田窪行則(くろしお出版)1992指定図書参考書教員からのお知らせ教科書の入手方法に関しては、授業開始後に指示します。オフィスアワー授業内容に関する質問は、他の受講生も共に考えられるように、授業中に行ってください。他の、本授業に関する質問・相アクティブ・ラーニングの内容ディスカッション、実例を探す、文章を分析する、などその他講義コード11B8121701授業形態講義科目名日本語研究史履修前提条件授業の目的言語研究、日本語研究の基本的な方法を示したうえで、研究の歴史と現状について概説する。発展的な手法による研究につ到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 297 ―
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