文学科日文コース― 295 ―漢字はもともとは中国語を記すための文字であった。それが日本に伝えられて、日本語を表記する文字としても使われるようになった。今では日本語にとっても漢字はなくてはならない文字であることは明らかである。その「漢字」という文字は、そもそもどのような性質を持った文字なのか。漢字の構成・音(読み方)・字体の変遷などの観点から、漢字という文字の性質について考えていく。・漢字文化について総合的に理解することができる。この科目では、60時間以上の授業外学修を行うこと。各回の授業で取り上げた資料を読み返し、授業中に触れた内容について、自ら改めて整理すること。【第1回】「漢字」という文字について【第2回】漢字の構成について「文」と「字」【第3回】漢字の構成について-六書-(1)「指事」・「象形」【第4回】漢字の構成について-六書-(2)「会意」・「形声」【第5回】漢字の構成について-六書-(3)「転注」・「仮借」【第6回】漢字音 中国語の音韻(1)中国語の音節構造・声調と平仄【第7回】漢字音 中国語の音韻(2)発音表記法・中国語音韻史の時代区分【第8回】漢字音 日本漢字音(1)音読みと訓読み・複数の漢字音・漢字音の伝来【第9回】漢字音 日本漢字音(2)呉音・漢音・唐音の特徴・慣用音【第10回】漢和辞典について(1)漢和辞典と部首【第11回】漢和辞典について(2)漢和辞典の使い方【第12回】漢字の字体の歴史【第13回】熟語【第14回】「漢字テスト」のあり方【第15回】まとめ各回の復習・課題・レポートに取り組み、合計60時間以上の授業外学修を行うこと。【第1回】ガイダンス【第2回】参考文献を調べる①【第3回】参考文献を調べる②【第4回】参考文献を調べる③【第5回】近代文学について調査する①【第6回】近代文学について調査する②【第7回】近代文学について調査する③【第8回】新聞・雑誌を調べる【第9回】古典文学について調査する①【第10回】古典文学について調査する②【第11回】古典文学について調査する③【第12回】日本語について調査する①【第13回】日本語について調査する②【第14回】日本語について調査する③【第15回】まとめ用法-スタイル活用テクニックと数式ツールの使い方(先輩が教えるseries33)』相澤裕介(カットシステム)2019抽 選 の 有 無なし備考抽 選 の 有 無あり備考中川 諭大橋 敦第2期第2期講義コード11B8120601授業形態講義科目名漢文学概論2/東洋古典文学概論2履修前提条件授業の目的到達目標・「漢字」という文字の概要について理解できる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験(50%)、授業への取り組み姿勢・漢文訓読の発表(50%)フィードバックの内容漢文訓読について、発表ごとに講評を行う。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ特定の教科書は使用しません。授業中に資料を配付します。オフィスアワー本授業に関する質問・相談は学部学科に定めるオフィスアワーにて対応します。アクティブ・ラーニングの内容漢字や文字学に関する文献の文章を漢文訓読し、発表する。その他講義コード11B8120801授業形態講義科目名情報処理日本語日本文学2履修前提条件授業の目的日本語・日本文学の研究に役立つデジタルツールの中から、とくに便利なものをとりあげて、基本的な使い方を学びます。到達目標デジタルツールを活用して、自分の調査テーマに関する資料やデータを見つけることができる。授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法授業内活動への取り組み(60%)、課題(25%)、レポート(15%)を総合して評価します。フィードバックの内容受講生からの意見や質問には、適宜、授業内で答える。教科書指定図書『「中納言」を活用したコーパス日本語研究入門』中俣尚己(ひつじ書房)2021、『論文・レポート作成に使うWord2019活参考書教員からのお知らせオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、授業終了後、次の授業に支障がない範囲で教室内にて対応します。アクティブ・ラーニングの内容教員からのフィードバックによる振り返りその他 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期
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