文学科日文コースンガイダンスでは、まず、先行研究の調査の仕方や問いの立て方など、方法的なことを説明します。その後、学生による研究発表に移ります。ン3年生の第2期の課題レポートは、グループ発表でおこなった内容を中心に書いてください。ン4年生は、3年生のグループ発表の反論になります。やはり、発表者以上の理解がないと書けません。卒業論文の制作で身につけた読解力を示してください。ンン第2期は、4年生の個人発表が全員終了したあとから、3年生のグループ発表に入ります。夏休みの間に、課題作品を提示します。3年生のゼミ長を中心に、グループ分けと課題の選考をしてから、各グループで準備をはじめてください。今度は4年生が、3年生のグループ発表におけるテキスト読解の妥当性をチェックします。高度な論理で書かれている論文を読解するのは骨がおれます。すぐに自分の意見を述べようとせず、まずは書かれている論理をきちんと読解してください。優れている論理は先見的ですから、自分の意見よりもずっと先のことが論じられているかもしれません。このグループ発表で培った力が、卒業論文の制作に役立つはずです。【第1回】ガイダンス【第2~15回】4年生の個人発表のあと、3年生のグループ発表― 285 ―4年生は、卒業論文であつかう研究対象を中心に個人発表を行います。3年生は、課題にそってグループ発表を行います。発表のあと全員で討議をして、論証の妥当性を確認していきます。優れたテキストであればあるほど多くの議論をそこに蔵しており、自分の意見の出番がないほど先行的です。その議論をしっかりと読み込むことが、自分の意見の処理の仕方を教えてくれるのです。グループ発表のテーマは、文芸批評・文学理論の入門書。高校生向けの入門書から、大学生・大学院生向けの入門書まで、それぞれの対象者に向けて書かれた「文学の論じ方」を比較していくことで、文学へのアプローチの仕方をより深く考えることができるようになります。研究対象の先行研究や資料収集、また論文読解に、計60時間以上の学修を行うこと。4年生は個人発表とレポート(70%)、3年生はグループ発表とレポート(70%)。『日本文学の論じ方-体系的研究法』鈴木貞美(世界思想社)2014、『近代文学作品論集成 第1期全10巻』(クレス出版)2000、『近代文学作品論集成 第2期全10巻』(クレス出版)2002、『情報生産者になる』上野千鶴子(ちくま新書)2018、『読むことの可能性』武田悠一(彩流社)2017、『差異を読む』武田悠一(彩流社)2018ましょう。ても受付けます。抽 選 の 有 無なし備考葉名尻 竜一第2期講義コード11B8110605授業形態演習科目名総合演習上級4E履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法毎回の討議への参加度(30%)フィードバックの内容発表に対する講評を、ゼミ専用のメーリングリストにて行います。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ討議とは、他人の頭脳を借りて、思考を進めていくことです。お互いを刺激しあって、優れた「思考の磁場」を作っていきオフィスアワー本授業に関する質問・相談は、ゼミ専用のメーリングリストにて対応します。また、学部学科にて定めるオフィスアワーにアクティブ・ラーニングの内容ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションその他 担 当 教 員 開 講 期
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