文学部開設科目講義コード11B4132601授業形態講義科目名電子メディア論履修前提条件授業の目的到達目標授業外学修内容・授業外学修時間数授業計画成績評価の方法期末試験50%、中間レポート30%、授業への取り組み姿勢(質疑応答・課題など)20%。フィードバックの内容課題に対するフィードバックは、試験終了後、模範解答を配布する。教科書指定図書参考書教員からのお知らせ教科書は特に使用しませんが、参考書を含めて関連する書籍には目を通しておいて下さい。オフィスアワー月曜日の講義後アクティブ・ラーニングの内容1.事前学習型授業として中間レポート実施2.動画教材による反転授業その他社会学の「当たり前を疑う」視点からメディアに触れる経験を、受講を機会として習慣化して欲しいと思います。講義コード11B4132701授業形態講義科目名電子配信事情履修前提条件授業計画成績評価の方法期末試験(50%)、中間レポート(30%)、授業への取り組み姿勢(質疑応答・課題)(20%)。フィードバックの内容課題に対するフィードバックは、授業の前半もしくは後半を使って、適宜実施する。教科書指定図書 担 当 教 員 開 講 期 担 当 教 員 開 講 期 ― 17 ―「メディア」とは何かについて、前半では基礎的な理論装置の理解・習得を重視する。中盤以降では、前世紀にわれわれの認識や経験を大きく変容させた電子メディア、特にテレビを中心として、われわれの「リアリティ」の構成における映像の重要性を指摘するとともに、電子メディアにインターネットが加わったことによって、今、受け手に何が起こっているのかをメディア論的に理解することを目指す。1.「メディア」の原点としての言語について学び、言語学・メディア論・現代思想の基礎を理解する。2.20世紀以降の「記録」メディアとしての電子メディアの特性を把握する。3.諸メディアに触れる経験がわれわれの「現実」理解に大きな影響を及ぼしていること、つまり、「現実」を構築的な過程の産物として捉える視点を獲得する。この科目では60時間以上の授業外学修を行うこと。毎回配布するレジュメの復習。レジュメ記載の参考文献購読。中間レポートとして、メディア論・社会学関連書の読書レポート。【第1回】Introduction【第2回】「メディア」とは何か?【第3回】マクルーハンのメディア論【第4回】文字の発明-「記録」メディアの登場【第5回】「二次的な声の文化」-電子メディアの文化的特徴【第6回】機械的複製技術の登場-ベンヤミンのメディア論【第7回】テクノロジー的生活形式-電子メディア時代の「自己」「時間」「空間」【第8回】テレビが家にやってきた-戦後日本の世相と家電品の普及【第9回】「想像の共同体」としての国民国家-マスコミュニケーションと近代社会【第10回】「メディア・イベント」-テレビが創る国家のセレモニー【第11回】「疑似イベント」の時代-オリジナル/コピーの逆転【第12回】シミュラークルとしてのメディア文化(1)-ボードリヤールのシミュラークル論【第13回】シミュラークルとしてのメディア文化(2)-ドゥルーズのシミュラークル論【第14回】フリードリヒ・キットラーのメディア論-「記録」するテクノロジーの変遷【第15回】まとめ:メディア空間と「リアリティ」-マスコミュニケーションからインターネットへ『メディア論-人間拡張の諸相』M.マクルーハン(みすず書房)1987、『声の文化と文字の文化』W.J.オング(藤原書店)1991、『幻影の時代-マスコミが製造する事実』D.フブーアスティン(東京創元社)1964、『メディア・イベント-歴史をつくるメディア・セレモニー』D.ダヤーン&エリユ・カッツ(青弓社)1996インターネットをめぐる、とくにビジネス的な言説は、新たなサービスが登場するたびに叢生する印象であるが、本講義では、具体的な事例を題材としながらも、表層の言説に惑わされない理論的な視点の獲得、「インターネットを閲覧すること」授業の目的のメディア論的な理解を目指す。到達目標メディア論の要点を踏まえた上で、その視点からインターネットの特性を理解し、個別具体的な事例を分析的に把握するためのさまざまな方法論を習得する。この科目では60時間以上の授業外学修を行うこと。毎回配布するレジュメの復習。レジュメに記載の参考文献購読。中間レ授業外学修内容・ポートとして、メディア論・社会学関連書の読書レポート。また、日々インターネットに触れる際に、漫然と眺めるのでは授業外学修時間数なく対象化して考えながら閲覧することが即ち本講義の授業外学習にもなる。【第1回】ガイダンス-授業実施方法、評価等について【第2回】イントロダクション:「集合的記憶」とメディア-アーカイブの可能性と限界【第3回】未来社会論と情報社会論-1970年代の未来像を問い直す【第4回】「カプセル人間」の時代-個人空間のメディア化【第5回】コミュニケーションの総過程論-インターネット時代から振り返る【第6回】Yahoo!JAPANと日本におけるインターネット利用の定着【第7回】インターネットにおける「ニュース」の変容【第8回】インターネットの心地よい空間-デイリー・ミー/サイバーカスケード/フィルターバブル【第9回】ネット「炎上」について-量的調査によるアプローチ【第10回】メディア空間における言語行為(1)-言語行為論入門【第11回】メディア空間における言語行為(2)-現代思想における展開【第12回】日本語を書く行為とツールの変容-手書き、タイプライターからPC、スマホへ【第13回】電子的エクリチュールを考える-書くこととコンピュータ【第14回】インターネット時代における「現実」の変容【第15回】まとめ:テクノロジーと現象学『メディア・社会・世界-デジタルメディアと社会理論』ニック・クドリー(慶應義塾大学出版会)2018、『言語と行為-い参考書かにして言葉でものごとを行うか』J.L.オースティン(講談社)2019、『フィルターバブル-インターネットが隠していること』イーライ・パリサー(早川書房)2016、『情報様式論』マーク・ポスター(岩波書店)2001教員からのお知らせ開講当初はマスメディア媒体のネットにおける情報発信を中心に扱っていました。しかし、みなさん自身もまた配信者であオフィスアワー月曜日の講義後アクティブ・ラーニングの内容1.事前学習型授業として中間レポート実施2.動画教材による反転授業その他本講義で取り扱う事例は日々変容していることもあり、開講時の状況により変更する場合があります。ることが当たり前になりました。日々利用しているインターネットを考えるきっかけにして下さい。抽 選 の 有 無あり備考抽 選 の 有 無あり備考田辺 龍田辺 龍第1期第2期
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